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訳詞 『For Forever』

一番大変だったのが、これ。
「Dear Evan Hansen」より
『For Forever』

春の終わり あれは放課後 晴れの日に
ドライブをしながら 頬張ったアイスクリーム 冷たかった
森の中の野原 二人だけの秘密基地
流行りのミュージシャン 語り合った僕らだけの
秘密の言葉で

二人だけ ここには 広い空が見えてた
なんでもできる気がした 僕ら二人 ただ二人

「卒業したらどうする?」って聞かれた
アパラチアでチャリの旅 
それか 船乗り 小説家
果てしなく続く 終わらない会話 不思議だ
「どうしてこんなにも分かり合えるのか?」
僕に言う だから 僕も答えた
「僕も不思議だよ」

二人だけ ここには 広い空が見えてた
なんでもできる気がした 僕ら二人
二人だけ ここには 光に満ちていた
あの日々があるから 僕ら二人 ただ二人

駆け出す さあ 空を目指せ
聳える あの木に 二人手をかけて
登れ 見たことない世界 見るため
掴め その右手 次は その足で
伸ばせ そう そこだ 届け もう一度
さあ その手で

眩しい光が消えて 僕は
根元で横たわる
痺れた手を 君が握ってる
握ってる それだけでO K

二人だけ ここには 広い空が見えてた
最高の一日だったから
どこまでも続く空 僕らならいつまでも
二人 ずっと ただ二人

歌ってくれた大村くんと、推敲に推敲を重ねました。
歌い方が違ったりすると、やはりニュアンスが違うなあ、など。
でも、目指す先は同じ。ちょっとした言葉を変えたりしながら、
より自然に、そんなフレーズになりました。

僕が、どうしても「彼」とか人名を入れたくなかったものですから、曲の本質だけを研ぎ澄まして。「僕ら ただ二人」それだけで、届けられるように。

しんちゃん(大村くん)の伸びやかな歌い回しが素敵ですよ。
え、聴きたいって?
ありますよー!あと、3日!
『Rolling!! 六本木クラップス』アーカイブ配信、6月16日までです!

良い曲は、何語で歌っても良い!

伊佐旺起


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