受験生は常に親を見ている
「中学受験は親子で歩む道」
「親子受験の最後のチャンス」
と私は常に言っています。中学生以降は、親子は常に「対立軸」を描きます。親がコントロールできる受験は中学受験まで。そして親子で一緒のベクトルに向かっていけるのも中学受験までだと思ったほうが良いでしょう。
特に男子は母親の態度を判断基準としている
中学受験生は、結局のところ「親のために受験している」ものです。いや、それは理由付けとして「自分のために受験している」と言うかも知れませんし、そう思って行動できるように教育するのが重要かもしれません。でも、どこまで行っても12歳の子どもですから、そうそう「理性」が勝つわけではありません。やはり受験生は「親の顔を見て物事を判断している」ことが多いものです。
小学6年生は女子が強いと言われます。男子が小さくなっていることが多く、「女子が怖い」とか、「女子が嫌い」という6年生男子は結構いるものです。
これは、女子のほうが若干精神年齢が高いことが多く、同年代の男子がとても幼く見えることが多いものです。男子を子ども扱いしたり、時には集団で責めることもあったりするので、男子は小さくなっていることが多いのでしょう。完全に年代の問題なので、すぐにそのパワーバランスは崩れ、普通に戻っていくのですが、なぜか6年生はそういう時期です。ですから、女子は大人びてくるので、理性的に自己判断していることも多いようですし、特に自立心が芽生えていると、ある程度自分で判断する子が増えてきます。
ここから先は
2,771字
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?