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「WEBライター検定3級」なるものを受験した話

私は基本的にnoteで収益を上げる気がない。たまに有料の記事を投稿する日もあるが、それは以下のうち何れかの理由によるものである。

  • 家族に関する個人情報が普段よりも多い

  • 後ろ向きな内容であるため、読者を不快にさせてしまいそう

では何故noteを続けているのかと言えば、自分自身で毎日書こうと決めたからだ。コロナによって仕事も目標も失いかけた時、それでも日課のようなものがあれば、少なからず自らの糧となるのではないか。そう考えたのが始まりである。

例え誰にも読まれなくとも、文章を書いた事実は残るわけだし、多少なりとも得られる何かがある筈だ。そうして書き続けたnoteは、初投稿からもうじき5年目を迎える。単純計算で1,400本程度の記事を書いていることになり、有難いことに毎日読んでくれている物好きな人も存在するようだ。(感謝の気持ちで一杯だが、感想を聞くのは怖い)

もうそろそろ、この経験を目に見える形にできやしないか。もっと具体的に言えば、カネにする方法は無いのだろうか。しかし冒頭で触れた通り、noteをマネタイズしたくはない。noteは私にとって、自由帳のままであったほしいのだ。そう考えた私は、「クラウドワークス」を訪ねた。

話には聞いていたし存在は知っていた。しかしきちんと内容を確認し、登録してみようかと思ったのは今回が初めてだった。

登録自体はすぐに済んだが、プロフィールの編集が難関だった。何しろ私には大した学が無ければ特技も無い。人に話せる趣味も無いし、特別な知識も魅力的な話術も持ち合わせていない。まったくもって凡人…いや、凡人にすらなれなかった落伍者だと自覚している。

つまり、書くべきことが思い付かないのだ。一応、前の職場で携わった仕事や、現在勤務中の会社立ち上げから今に至るまでを簡単に書いてみたものの、持っている資格といえば英検の簡単なヤツや基本情報技術者の簡単なヤツ程度(運転免許証さえ持っていない)なので、客観的に見てウリになる情報が何も無い。

これではイカンだろうと先行き不安になったところで、今回のタイトルにある「WEBライター検定3級」の文字が目に入った。中を見てみれば、以下のように書かれている。

WEBライターの登龍門、
まずは基本から。

コンテンツマーケティングのプロ集団である「株式会社グリーゼ」様監修のライティングテストです。事前講義も準備されており、WEBライターとしての基本を改めて学習したうえで、検定に臨めます。無料のマーク式のテストなので、気軽に自分のスキルの証明が可能です。

https://crowdworks.jp/skill_tests/web_writer_3_kyu

何のスキルも持たない私にとって渡りに船、縋る先の藁である。対策のためのオンラインスクールも実施されているようだが、まずは力試しをした方が良いだろうと思い、軽い気持ちで挑戦してみた。

合格した

すると、意外にもすんなり合格できた。落伍者に希望の光が差した瞬間である。

内容としては、そこまで難しい設問もなく、あくまでも常識の範囲内で考えられる難易度に感じられた。適度な読解力と社会経験さえあれば、多くの人がパスできるだろう。しかしこれを学生の頃か社会人一年目くらいで受けていたら、結構な難問に感じられただろう問は幾つか存在した。私の社会経験も無駄ではなかったのだ。

それでも、制限時間は設定されていないようだし、カンニングもし放題である。ということは、本当に力試しという具合のものではないかと推察される。だからと言って意味のないものかというと決してそういうわけではない。

2級以上は説得力が違いそうだ

何故ならば、これを書いているまさに今、簡単な仕事が1つ決まったのだ。そして試しに応募してみた案件も1つ通った。「WEBライター検定3級」がモノを言ったかどうかは確認のしようもないが、受けておいて損はなかったと断言できる。

何よりも、僅かとはいえ自分の可能性を感じることができたのだ。それこそが、最も大きな収穫ではないだろうか。

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