「ボイd?? フィーンド』の熟達を目指す
新拡張をゆったり攻略する「RISK OF RAIN2」。
前回レールガンナーの熟達を達成したので、もうひとりの新サバイバーである「ボイd?? フィーンド』でも暴風雨を攻略する。少し触った感触からするとレールガンナーよりも厳し目な印象だったが、果たして…。
「ボイd?? フィーンド』には「熟達」のチャレンジしか存在せず、初期の装備一本でやっていくしかないという、ある意味男らしいサバイバーである。
そんな初期装備は意外と素直な性能をしていて、使いづらいというわけではない。特にプライマリーは威力の低いスナイパーライフルといった感じで、ウィスプが撃って来る即着弾の単発攻撃といったイメージだ。「かなてこ」を1本でも取れればウィスプや序盤の雑魚を1確しやすくなり、かなり快適に運用できる反面、威力の割には連射速度が低いような気もする。
セカンダリは「職人」のセカンダリをコンパクトにした感じだし、ユーティリティは「異端の跳梁跋扈」を使いづらくした感じだ。
「崩壊」という独自のシステムで時限強化状態へと移行する特殊なサバイバーではあるものの、変身後は素の状態よりも素直な印象なのでビジュアルや名称からは想像もつかない程使い易い。
但し素の状態では大した火力を期待できないので、崩壊を意識的に狙っていくか、逆に長射程を活かして通常状態で安全な立ち回りをしていくか…アイテムの引き次第で選択する余地があるのは魅力と言える。
今回はアーティファクト部屋へ辿り着いた時点でかなり強めのアイテムを集められており、装備品の「どうか許してください」を連打していれば勝手に敵が死んでいく状態になっていた。そのため無理に崩壊状態を維持する理由も無く、ただ身の安全を確保すればクリアは目前といった具合である。
そうして迎えた2周目、月に行こうかスカベンジャーを撃破してルナコイン稼ぎをしようかと呑気に考えていた私の眼前に、抗い難き誘惑が姿を現した。
「空虚の地」でのイベントクリア後に登場したこのポータル。この先には恐らく「空虚の地点」が広がっており、その更に先にはきっとボスが待ち構えているのだろう。
しかしそうではないかも知れない。同一のポータルに見えるが、もしかすると違う場所へ転送され、別な敵やボスが用意されているのかも知れない。そんなわけないと思いながらも、私は自らの好奇心を抑えることができなかった。
ところが現実は非情であり、以前と同様の場所で以前と同様のイベントをこなし、以前と同様のボスへと辿り着いた。
前回到達した時はレールガンナーだったので、遠距離から狙撃し続けるより他なかった。今回も狙撃は可能なサバイバーではあるものの、それは面白くない。折角なので今回は思い切り接近し、真下から撃ち続けてみることにした。これによってホーミング性能のある拡散弾はほぼ気にする必要が無くなり、回転しながらの照射ビームはそもそも射線から外れている。
どうやらこの戦法が正解だったようだ。同じポータルでも潜ってみる価値はあったと言うものだ。
少しだけテンションが上がる私だったが、しかしそんなテンションは急激に冷めることになった。
ボス逃亡後、追撃の為に橋を渡っている途中、速すぎたスプリントを制御できず足を踏み外し転落、そのままスリップダメージで私の「ボイd?? フィーンド』君は死亡した。
おわりに
好奇心は身を滅ぼす。
という教訓。