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[ハースストーン]│マスターズツアー観戦+eスポーツに関する持論めいた論

新拡張の情報がチョイ出しされた「ハースストーン」。

そう言えばと思って昔買ったアマゾンコインを確認してみたら少しだけ残っていたので新拡張パックも買えるかも…?と思いゲームを起動。

何かよくわからんカードを貰いつつ、「あぁ、また新しいカードの効果を覚えなきゃならんのか…」と少し暗い気分になりつつショップへと急ぐ。オジサンは新しいことを覚えるのが億劫な生き物なのだ。

10,000JPY!!!

たっけぇ!!!!!!!

カードってこんなに高いんだっけ?それともオマケが色々付いてるからこんなに高いのか…?ひとまず今回は見なかったことにして、久々に大会の配信を視聴してみることにした。

マスターズツアー

冬眠期間中はストリームさえロクにチェックしていなかったものの、やはり自分自身がプレイし始めると多少は気になってくる。特に最近のドルカサンストーンに辟易としている身としては、大会の場でどういう読み合いや構成が観られるのかと楽しみであった。

自身の体調が優れないので、身を横たえながら朦朧とした頭でボンヤリと眺める程度ではあったが、しかしそれでも充分に楽しめた。当然ながら開催時間的にも最初から最後まで観ることは叶わなかったが、ウトウトしたり起きたりしながらもドラマチックなシーンは幾つも観ることができた。

それもこれも自分でプレイしているからこそであって、昔からチェックしていたThijsが3ターン連続で日蝕セナ結界を展開していた(しかも中身まで強い)のには応援したい気持ちと苦々しい気持ちが複雑に入り乱れ、しかしそれでも心の中では歓声が上がったし、その一方でドルイドを絶対に許さない男のアグロ構成が3連続で轢き逃げして行ったのは痛快でもあった。後攻1ターン目ダブルトログは犯罪の匂いしかしなかったが、しかしそれを大舞台で引き込めたPhaiの剛腕を称えるべきだろう。

犯罪

配信台の外では存分に腕を揮っている様子である日本勢の活躍は残念ながら観ることができなかったので、今後に期待しながらまたボンヤリと眺めてみよう。

さて、大会ならではの読み合いは垣間見ることができたものの、概ねラダーで良く見る展開が繰り広げられていて、あぁやっぱりそうなのねという感は拭えなかった。ドルイドをBANできるため多くのヒーローを観られる点は非常に面白いので、試験的にでもラダーでBANシステムを導入されたらまた少し面白くなるのではないだろうか。と何年も議論されているだろうけど実装されないのはそういうことなのだろうけども…。

自分が使うヒーロー以外の1ヒーローを選択してBANするシステムならば、ドルイドは一生ドルイドと闘い続ける地獄のドルイドストーンが発生するかもしれない。それはそれで観てみたい。

eスポーツに関する持論めいた論

オリンピックもワールドカップも観戦しない私が、ゲームの大会だけはワクワクしながら観戦できる。その理由はきっとゲームの方が公平に見えるからだと思う。サッカーをやっていた時にも剣道をやっていた時にも体格による有利不利がどうしても気になってしまったし、それは誰しもが認めるところだろう。そうでなければ日本人代表選手に今ほど外国人は入らないだろうし、何が何だかわからなくなるくらいまで級を分けて脇をルールでガチガチに固めるようなことにはならないのではないか。

それが悪いことだとは思わないが、スポーツというものが必ずしも健全であるとは言い難いと考えている。特に学生時代、過剰とも言えるスポーツ信仰には嫌気がさしてしまった。スポーツをしている人間が正義で、そうでない人間は非正義であるかのように考える人間は実在するのだ。それは果たして健全か。シャツを引っ張ったり手で押しのけたりしながら、自分が蹴り出したボールをマイボールと主張するのは紳士的な振る舞いだろうか。

勿論ビデオゲームをプレイし続けるには一定のフィジカルが必要だし、不健康になりがちなので意識的に体を動かす努力は必要だろう。しかし男女の区別は必要なく、体格による細分化も必要ないビデオゲームの大会――所謂eスポーツという奴は、少なくとも理屈の上ではかなり健全な競技であるように感じるのだ。

但し参加する上では、ルールで認められている限り(ゲームの仕様上問題ない範囲内ならば)の行動に対しては黙して飲み込むだけの覚悟が必要だろうし、そういう意味では参加者の品位が一般的なスポーツよりも問われるかも知れない。煽った煽られたなどの不毛な論争や、不適切な発言を繰り返すストリーマーの存在は、業界全体の価値を落とす行為だと改めて心に留める必要があると思う。

因みに私は剣道に於いて、鍔迫り合い以外の場面では小さい方が有利だと思っている。

おわりに

ハースストーンプレイヤーのストリーム最近また観始めたら、前出のThijsそしてTylerの画面に子供が写り込むのを目にした。

私自身にも気付けば2人の子供がおり、そしてそんな子供の前でハースストーンをプレイしている。皆同じように歳を取っているのだなと勝手に納得する今日この頃である。

そんなことを考えつつ、ひとまずソロのカザカサンをしばき倒しておいた。

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