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はじめて見た解説・ハウツー動画のはなし

独学でなにかモノ作りをはじめるというのは、PUBGみたく荒野のど真ん中に1人降り立つのと似てます。個人的に似てると思います。

どこを目指して進めばいいかわからない
どれだけ歩けばいいかわからない
なんなら歩き方もよくわからない(←?)

でもそこに先人達の足跡を記した地図があれば、とりあえず歩き始めることはできます。ある程度モノ作りを続けてらっしゃる方ほど、その一歩を踏み出すことの重要さをご存知かと思います。


こんにちは、大葉です。

今でこそ作りたいものをある程度作りたいように作れるようになりましたが、
最初期の曲をふと聴き返すとひどすぎて目も当てられない、耳も当てられないようなもので溢れ返っています。

ダッキングしてないせいでキックと被りまくってるしょっぱいシンセとしょっぼいベース、、、、
コードもキーもぐちゃぐちゃ、、、、
やけに主張の強いFX達、、、

サイドチェインがキックとビッタリ馴染んでる曲ばっかり聴きまくってると、
始めたてのころなんてサイドチェインってものがあるとか想像もつかないんですよね!

だってキックとシンセを同時に鳴らせば自然と”あの音”になってくれるって思っちゃいますもの。耳の解像度DSiのカメラ並みなんですから☹️

とはいえはじめてすぐは「自分だけの曲を作れた!」ってそれだけで十分満足でした、
でも何曲も作っていくうちに次第に耳の解像度も上がってきます。

そしてある日、NCSと自分の曲の差に気づき(多分この頃までNCS並みの曲を作れてると割と本気で思い込んでる。無知ってコワいね。)、
YouTubeの検索欄を開くわけです。

『EDM 作り方』

よくぞ、よくぞ気づき検索してくれたと当時の私を褒め称えたい。
もし”アイツら”を完成してすぐにネット上げてしまっていたならば、曲作りの深みを知ることもなく「なんだこんなもんか」と飽きて辞めてしまっていた事でしょう。

しかし数年前のYouTube、ただでさえニッチなEDM作曲の解説動画を上げている人などごく少数だしほぼ外国の方々。


そんな中煌々と輝いていた一等星、我らジャパ二ducer(当時)の希望の星『千葉少佐』さんをご存じの方はいらっしゃるでしょうか。

そして千葉少佐さんの「さわやか3組REMIX」(今思い返してもやっぱおもろい)とその解説動画を視聴したことがあるという方はいらっしゃるでしょうか。

終始マイペースでユルい解説、でもそれがとても好きで何回も見返していました。

そのくせアレンジとリミックスの手腕はピカイチで、当時の私の創造性をビンビンに刺激しました。

現在はもう動画どころかチャンネル、ツイッターアカウントすら見つからず、アップロードしたデータは半永久的に消えないとされているインターネットの海でも彼の動画が存在した証はどこにも残されていません、、、まさに幻のDTMerです、、、

今何してらっしゃるのかな、、、まだ曲作り続けてるといいナ、、、

※追記:ツイッターで検索かけたら動画の事言及してた方発見!
一人でめちゃ感動してる


かくして大葉はこの動画でサイドチェインを会得したわけですが、それでもまだまだ理想に近づかない。

ここからハウツー動画乱獲行脚の旅が始まるんですけどその話はまた今度、、、

とにかくこの動画との出会いがなければ他のハウツーも見なかったろうし、曲作りにこれだけのめり込むこともなかったろうし、DTMの本当の面白さにも気付かず、早々に飽きて今日日まで続けてこなかったろうと思います。
「DTMちょろwwww誰でも出来るやんwwwwww」ってなってる自分が目に浮かびます。

なんせ創作なんてのは飽きとそれに流されそうな自分との戦いです。延々自分の機嫌をとって面倒を見続けるのが1番大変です。

もし皆さん身の回りに最近曲作りをはじめたという人がいましたら、あなたの知っている優良ハウツー動画、山ほど送り付けてあげてください。

飽きる暇がないほどフレッシュな刺激を与え続けて沼に引きずり込んじゃいましょう。



ところでハウツー動画といえば、、、、、


ジャパンの高校生というのは何の前触れもなくある日突然お絵描きに手を出す生き物なのであります。 


当然ジャパンに生まれた私も遺伝子に刻まれた形質に従い、高校時代少しだけイラストを勉強していた時期があります。

今も携帯のカメラロールやアイビスペイント(お絵描きアプリ)、スケッチブックに作品(もとい遺作)が多数保管されていますが、
その作品とも言い難い膨大な殴り書きの数々はとても他人に見せられるような代物ではありません。

かなりの熱量でハウツー動画を見漁ったのと元々絵心はある方だったのが相まって、
色々バランスが狂ってるくせに”所々”妙に凝ってて、何を描きたかったのかヤケに生々しく伝わってきて普通にグロいです。

この過程を克服した強き者こそが頭一つ抜けて羽ばたいていくんでしょうね、、、、いやはや厳しい世界です。おしまい!

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