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火の玉メガネ|エッセイ

「火の玉を掲げて望む、党則の改定です。」
報道ステーションを見ていると、
このような一文が飛び込んできた。

「ヘェ〜、
 ”火の玉を掲げて”なんて表現があるんだね」

と、リポーターの声を聞いた母が
感心していたが、
「そんな馬鹿げた表現あるわけないじゃん!
 調べてみ。信じるな!!!!!」
と私は喝を入れた。

いくら報道ステーションであっても
誤った情報を伝えてしまうこともある。
そのように思い注意したが、
サハラ家を知っている人からすると、
よく私が母に勉学でたてつけるな。
といった状態だっただろう。
(私は赤点野郎、
 母は高校入試でトップの成績を収め、
 代表の挨拶をした経験あり。)

そして母はすかさず、
”火の玉を掲げて”に関して調べ始めた。

しかし、
その結果そのような言葉は
存在しないことが発覚した。

私は、「んなわけ!」と喝を入れたものの、
報道ステーションが間違えるわけないと根底では思っていたので、実際には信じられなかった。

だが、そんな考えが脳を駆け巡る中、
母が爆笑しながら情報を付け加えた。

「昨年の12月に岸田さんが、
『火の玉となって自民党の
 先頭に立って取り組んでいく』
 って言ったらしいんだけど、
 それが炎上しているらしい。

 ・火の玉ではなく火だるまだよ
 ・国民は増税で火の車
 などの意見が飛んでいて、
 火の玉メガネって呼ばれてるって!!」

な、な、なんと・・・
報道ステーションのリポーターは、
キッシーを大イジりしていたのか・・・
いじめぢゃん………恐ろしい。。

総理大臣にリスペクトを捧げる国民は
果たしているのだろうか。。。
悲しい話だ。。

まあそんなことより、
「そう言う表現があるんだ!!」
と小学生キッズのように岸田語録を
ボキャブラリーに追加しようとしていた母が
一番恐ろしい。。


p.s.
普段ニュースを見ないので、12月の情報を今更仕入れたわけですが、みなさんご存知だったのでしょうか…?「火の玉メガネ!」と言ったら、「キッシー!」と答えるほどの、知識はお持ちなのでしょうか。。

さはら
1997年9月生まれ
ハーフ
座右の銘は晴耕雨読
万年フリーター

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