“キャリアリテラシーを向上させる”という自分のライフテーマが見つかった話。
前回の3億年ぶりの更新から、1ヶ月たたずに二本目がかけてよかった。
(これが今年最後になる気もする…)
ということで、今日はこの秋に一つの転機を迎えたので報告を兼ねて、
その件について書きたいと思います。
歯医者でホワイトニングしてたら降ってきたライフテーマ
そうなんです。
歯医者で口開けてた時に、ふと降ってきたんです。
“あ、私のやりたいことって、キャリアリテラシーの向上に寄与することだ”って。
少し政治家みたいな話をしますが、
日本人の三大義務ってありますよね。教育・勤労・納税。
その中で、体型的に仕組み化されて学べるのって、実は教育しかないのです。
だから、日本人って先進国の中でもマネーリテラシーが低いとも言われているし、
転職がいまだに悪とか、フリーランスが社会的弱者の扱いを受けたりする。
でも、これってそりゃそうだよな。
教育受けてないもの、わかるわけがない。と思ったのです。
だから、私は今後“キャリアリテラシーの向上”をライフテーマに働いたり活動していこうと思います。
キャリアリテラシーの向上って具体的に?
このキャリアリテラシーの向上を私は、
自分のキャリアという船の操縦桿を人や会社に委ねすぎず、自分で操縦できる状態。
と、言い換えています。
今の日本には、
(自分のキャリアを大海原での航海と例えた時に)
どちらに舵を切るのか、どこで舵を切るのかを自分で決められない人がとても多い。
どういうことか。
会社に舵取りされている人は、
【意図しない転勤/役割へのアサイン・周囲と比べた出世のタイミング】に一喜一憂する。
はたまた、意を決して転職をしようと決断し、転職のエージェントに面談に行くと、
【担当したコンサルタントがピックアップし紹介を受けた企業の中で転職先を探す】
↑悪質なエージェントは、自分のコミットした企業に決めるために誘導することなどもある。
そのように他者に操縦桿を握らせてしまった結果として、
想定していない無人島に漂着してしまったり、
独裁政治の国から出れなくなったり…
それで泣き喚いたいり、奴隷のように働く人生って誰も望んでいないはず。
私は、長く企業に働き続けることも、
転職エージェントを利用して転職することも、反対していないですし、
むしろツールやリソースとして優秀なものであることは間違い無いので、使うことは大賛成です。
ただ、大事なのはそのタイミングや相手を見極める力を一人ひとりが持つこと。
そして、あくまでも自分の納得感を高く持つためにも、
あらゆる環境を意思を持って選択することを癖づけること。
これが何より大切だという答えに行きつきました。
時には、周囲から「弱い・逃げ・無責任」なんて心ない言葉を浴びることもあるかもしれないけど、
言っている相手が幸せハッピーな将来が待ってるだなんて保証はないし、
何より自分で決めたことだと、仮に失敗たとしても他人のせいにせずに自分に責任を持てる。
コロナ禍もあり、今までの当たり前が崩れ、不確実性が以前よりも増した世の中。
だからこそ、キャリアリテラシーが今の日本には必要なんだと考えます。
これまで、事業会社人事・人材紹介会社での転職コンサルタント・キャリアコンサルタントの3面からHRという領域を見続けて、11年。
まさか、歯医者でこんなにすっと腹落ちするなんて思わなかったけど、
目の前の靄が晴れて今はとても清々しい思いです。
と、いうことで会社を辞めました。
↑というのが今日の本題であるご報告(?)です。
前職には非常に感謝しています。
何より、営業未経験の私をコンサルタントとして採用してくださり、
お客様から売り上げを頂戴する大変さ、尊さを学ばせていただきました。
本質的であり続けるべきと思い、苦しみ悩んだこともありましたが、
前々職の事業会社人事時代には見えていなかった景色をたくさん見せていただきました。
仕事のスピード感にも強くなったと思うし、
横文字にも少しだけ強くなった。
何より、東京に来る機会をいただき自分のキャリアの幅が本当に広がったし、
たくさんの人に出会えた。
ただ、ライフテーマが見つかった中で、
そのテーマを前職の事業体の中で追求することが属性上難しいと判断し、
上司にこの想いをお伝えした上で、退職する道を選びました。
でもいつか、違う形でしっかりと恩返しをしたい。
そう思える会社でした。
で、これからどうするのか…
LE PONTとして、始動します。
先日、(柄にもなく縁起の良い日を選んで)開業いたしました。
個人事業主としての活動を開始。
屋号は、フランス語の架け橋を意味する、 LE PONT(ル・ポン)と言います。
(英語だとブリッジで絶妙にダサかった。高校から第二言語がフランス語だったからというeasyな由来ですが、案外気に入っている。笑)
何をするのか。
①キャリアコンサル
今すぐ転職しなくていいし、在職先でのキャリアを一緒に描くもよし。
転職するのであれば、年齢や経験・目指す業界などを伺った上で、
どのようなチャネルを用いて転職するのが、“勝てる”のかを提案し、一緒に考えていきます。
もちろん、就職活動生の就職活動もご支援します。
これが一番やりたかった。
②企業の採用支援や組織づくり
主に、ベンチャー企業や個人事業主から少し大きくなった事業体の方々へのご支援を想定。
一人目人事もいないような企業での採用活動や企画の立案、
場合によってはオンボーディングの施策や組織風土作りなど、
経営者の右腕(number-2)となって動きまくる立場でご支援します。
人事だけの人からの脱却もしたい。自分の成長や学びのためにも守備範囲を広げたい
主に、上記の二点です。
まだまだ駆け出しのひよっ子なので、明日どうなるかわからないけど、
それでも、キャリアリテラシーを向上させたいと言っている張本人がチャレンジしなくてどうする。と毎日自分に言い聞かせています。
とはいえ…
とはいえ、生活していかなきゃいけないし、生きていかなきゃいけない。
なので、生活の基盤となるような企業とのご縁もいただき、
二足の草鞋を追求していくことができそうです。本当にありがたい。
さらに、先日お伝えしたように、
フリーアナウンサーの友人二人と始めた、
コミュニケーションラボの、COLORNESS の活動もあるので…三足の草鞋かな。
正直どこまでできるのか自分でもドキドキしているけど、
一度きりの人生、迷ったらチャレンジする道を選んでみようと思います。
一つ言えることは、こういった大きな決断をいくつか経ていくごとに、
“次の道を明らかに選びやすくなっていること”これを最近とても実感しています。
これを読んでいただいている、知人・友人の皆様には、
今後も変わらずお付き合いいただければと思いますし、
もし何かお力になることができるのであれば、気軽にお声がけいただけると幸いです。
最後に。
先日、とある友人の転職相談を受けていたんです。
オンラインで一時間半くらいかな、色々話をして。
終わった後にもらったメッセージの、
【一気に視界が開けた感覚】という感想と、動いてみると言ってくれたあの眼差し…。そうそう、私がみたいのはこの光景。って心から思いました。
仕事って、もちろんいい事ばかりじゃないし、
ミスもトラブルも、大変なこともあるけど、
大人になってからの人生で一番長い時間を過ごすし、一番自分を成長させてくれるもの。
だからこそ、その航海を納得いくように、自分らしく楽しめる人を一人でも増やしたい。最終的には、それを子供の頃から学べる社会を作りたい。
と、むさ苦しいことを考えた、歯医者での出来事。
これからも変わらず、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
※年内最後かもしれないので、良いお年を笑
2021年11月
LE PONT 鈴木 晴菜
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