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ニート無職が「いのちの車窓から2」を読んで、noteをはじめた話

昔から星野源さんが好きです。
中学生か高校生くらいのころに、TSUTAYAでCDを初めて借りたことがきっかけでした。

なんとなく名前だけは聞いたことがあって、赤いCDジャケットに心惹かれたことをよく覚えています。

そこから、映画やドラマ、ラジオ、エッセイなど、源さんの作品が好きになり、日々活力をもらっております。

2023年1月のRe Assembly(横浜アリーナ)
声出し解禁したあの瞬間最高でしたね...!


そんな話はさておき、2024年9月に約7年半ぶりにエッセイが発売されました。
発表されてからすぐに予約をして、発売当日にはしっかり手元にきてくれていました。(Amazonさんいつもありがとう。)

しかしながら、私は会社を退職してからというものの活字に全然触れておらず、なんとなく億劫になり読むことができなくて、気になるところだけとばしながら読んだりしていました。

前まで本を読むのも大好きだったし、何より大好きな源さんの本なのになんで...!と落ち込みつつ、やっと読めたのが11月。

読み始めたら夢中になって、最初から最後まで一気に読んでしまいました。

noteを書きたいけどなかなか踏み出せなかった私は、この「いのちの車窓から 2」に背中を押してもらったという思いが強いです。

そもそも源さんが前に話していた、「メールや文章が苦手だから、だったら仕事にしてみようと思って始めた」というような考え方が好きでした。
※ラジオとかでも話していたという記憶です。他のエッセイにも書いていた気がします、気が向いたら調べて追記します。


今回のエッセイ集を読んで、私が改めてハッとさせられたのは次の文章を読んだ時です。

「今を生きる」

自分の本が書籍化する度に、その書籍が文庫化する度に、その原稿確認作業をする度に、いつも頭を抱える。
「なんでこんなこと書いたんだろう・・・・・・」
当時はなんとも思っていなかった記述が、今はありえないと感じる。

「いのちの車窓から2」(星野源)

源さんが、無意識に人を傷つけたかもしれない、と感じたエピソードなどが書き連ねられていた。

お客さんがどこにどう感動しようが自由だし、それぞれが勝手に感じればいい。その中で、最大限喜んでもらえるように努めるだろう。
(略)
しばらくしてふっと心に浮かんでくる改善点を胸に、「次はこうしよう」、と今を生きる。

「いのちの車窓から2」(星野源)


考えって変わるのが当たり前、人は変わるし、時代も変わる。
それでいいんだ。
「あの時の私」と、「今の私」、別の人みたいだけど、それを受け入れて今を生きていけばいいんだ。

そう思えた時、なんかものすごく楽になりました。
過去の自分の考えって本当に恥ずかしく思うこともある。
甘い考えだったり、黒歴史じゃんヤダ〜、って思うこともあるけど、アップデートしていけばいいのだ。

だからこそ、今の自分を残したい。
ニートで実家暮らしだけど!自分としては「イレギュラー」な自分でも、それが今の自分なので。

このエッセイが、源さんが自分自身と向き合って、心と対話してる文章だからこそ、ものすごく自然にスッと入ってきたんだと思います。


やっぱり源さんが好きだ〜。
源さんと同じ時代を生きれてよかったな。
これからも応援しています。


読んだことある人にはわかると思うのですが、エッセイの中では源さんの周辺の人についても結構書かれています。
辛い時とか、苦しい時に周りの人からしてもらったことや、その時感じたこと、伝えたことがありのままに素直に書かれている。
それが源さんの人柄を表しているような気もするし、「そういう時に周りにそんな人がいてよかった...!」「ずっと幸せに過ごしてくれ...!」という気持ちになります。

源さんのことが好きな人なら、絶対伝わると思うこの感覚!伝われ〜!

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