つまみ細工制作キット「花火」を元にした作品のコピーライトポリシーにつきまして
大反響御礼!
コードネーム「花火」、たくさんの反響をいただきありがとうございます!
つまレポだけでも、もう100件ちかい作品がアップされており、予想以上の反響にいささかびっくりしています。
さて、そんな「花火」のコピーライトの扱いについて、ここで公式の見解を詳しく出しておこうと思います。
1.この講座のコンセプトとは?
この課題はもともと、おはりばこのリアル教室に通う、初級クラスさんの振り返り講座として作ったものです。
初級クラスで習う、糊でのつまみ細工の基本を詰め込んだもので、基礎力を高め、つまみ細工において重要な、「安定性」「再現性」「スピード」を鍛える事ができるよう工夫したデザインになっています。
2.公式作品とアレンジ作品
まず、この課題作品をアレンジした作品を発表することは、全く自由です。
というか、むしろ推奨しています。
つまみ細工は、限られた技法を、無限の拡張性と掛け合わせて表現するお細工です。
今回の課題作品では、丸つまみ・剣つまみ・ふたえ丸つまみ・ふたえ剣つまみという基本的な4つの技術の組み合わせになっています。
あるデザインのものでも、類似性や共通性の判断は非常に微妙であり、これまでも盗作・模倣の問題が起こってきました。
今回は、あえて元のデザインを開放し、アレンジを推奨することで、一つのデザインをみんなで楽しみまくろう!という意図をもたせています。
・生地の色を変える
・生地の素材を変える
・生地の大きさを変える
・土台の大きさや角度を変える
・つまみの配置を変える
ちょっと思いつくだけで、全く別の作品になります。
色選び一つにも、つくり手の意思が反映されるからです。
おはりばことしては、上記のように、生地に関わる部分が少しでも変わっていたらアレンジ作品と定義します。
それとは逆に、
・下がりをつける
・ビラをつける
・葉を別に足す
・花芯を変える
など、もともとのお花の部分に変化がなく、それ以外の部分に改変を加えたものに関しては、アレンジ作品ではなく公式作品と定義します。
そして、公式作品・アレンジ作品、どちらもSNSでの公開は歓迎します!
3.アレンジ作品の販売について
さて、作った作品の販売について・・・。
色々アレンジして自分のカラーで製作した作品。アップしたら販売してほしいと言われた!
これ、アレンジしてるから販売OKだよね?
はい、条件付きでOKです。
先程定義した「アレンジ作品」に当てはまっていて、次の2つの条件をクリアしていれば販売は可能です。
1.下記いずれかを受講もしくは購入済みであること
・2019年夏の特別WS(すべて終了)
・noteの「花火」オンライン講座
・おはりばこネットショップの公式キット
2.商品に、コピーライト表示を添付すること
コピーライト表記は、下記ファイルをお使いください。
上記ファイルの画像を、添付物のどこかに表記していただければOKです!
4.まとめると・・・
何らかの形で今回の課題作品について、弊社に対して対価をお支払いくださった方は、デザインを自由に改変して販売してもいいですよ!また、販売に際してちょっと宣伝お願いしますね!という感じです。
殆どの方は、今回の課題作品は制作することのみを楽しんでくださっていることとと思います。
ではなぜこのようなnoteをわざわざ書いたというと、もし販売される方がいらっしゃった場合、トラブルになるのを防ぐためです。
せっかく盛り上がっているのに、そんなことで揉めたくないですからね・・・。
そして、このように書いておくことで、こちらとしても
「どんどんアレンジして、どんどん販売してね!」
と積極的に販売作品化することを応援することができます。
花火のアレンジ作品で会心の作品ができたら、また、それを販売したくなったら・・・胸を張って販売してください!
5.最後に大事なことを書いておきます
さて、今回のコピーライトポリシーは、あくまでも製作キット「花火」についてのみのものです。
決して、弊社他商品はもちろん、他の作家さんのオリジナル作品についてのポリシーではなく、また、つまみ細工を含む創作物のコピーライトはすべからくこうあるべし、という見解でもありません。
ご自分で作ってね、という商品である性質上、そのデザインはある程度オープンにしたほうが色々発展性があると思い、発案元である私から、そのポリシーを明らかにしたものです。
模倣・盗作の問題は非常に難しい問題です。
特に、技法が限られたつまみ細工というお細工において、この問題は永遠のテーマと言えましょう。
オリジナルか、模倣か、盗作か。
これは簡単に答えが出るものではありませんが、各作家さんが互いに誇りと敬意と寛容の心を持つことで多くの問題は解決できると思っています。
「これが自分の作風だ!」と言えるまでは、どうしてもなにかの模倣になるかもしれませんが、この技術を発明し、伝え、発展させて来られた先達たちに感謝しながら、今日も楽しくつまみましょう♪