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月刊汁マガジン

元芸能記者、元AV監督などなど流浪の人生を送るフリーライター荒井禎雄が、時事ネタ・地域批評・グルメなど様々なジャンルの記事を書いています。 [特に高評価された話題] ・表現規制…
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#ラーメン

墨田区北部の最終兵器を女房におみまいしてみた(ラーメン珉珉/鐘ヶ淵/ラーメン)

所用があり、朝っぱらから女房と2人で墨田区の北の果てまで行かねばならなかったのだが、用事を済ませて時間を確認するとお昼どき。 まだ12時手前だったので、「この時間ならばあの店に入れるかも!?」と、墨田区北部のソウルフードとも最終兵器とも呼ばれているとあるラーメン屋さんへ突撃することに。 墨田区北部でラーメンといえば、そうです珉珉です。赤坂などにある珉珉との関係性は知らんが、80年代の創業で、独自すぎるラーメンが評判の地元民に大人気のお店である。 最寄り駅は鐘ヶ淵駅で、そ

五十路突入のショックに耐え切れずヤク(背脂)に手を出した日(らーめん弁慶 浅草本店/浅草/ラーメン)

2025年の2月7日で、なんと50歳になってしまったアタイ。 信じられない、信じたくない、何も考えたくない……。 29歳から30歳になった時もメンタルがゴリっと削れる音がしたが、49から50というのも中々にきびしい。何がきびしいって、今までちゃらんぽらんに生きて来たのに、そろそろ自分の死について考えないといけない年齢になってしまった感に押し潰されそうなのである。 これが独り身とか、女房はいるけれども子供はいないなんて状況ならば、まだ「死んだらそれまで」と諦めもつくのだが、

これぞクサウマ!思い出の一杯を食べに板橋へ(百麺 中山道店/板橋区役所前/ラーメン)

約30年前、私が20歳になるかならないかの頃に、板橋区役所前駅で異臭騒ぎが起こった。どこからともなく、とてつもない臭気が漂い出したのだ。 その臭いの元は一軒のラーメン屋、今回ご紹介する百麺から漂って来るものだった。今がどうかは分からないが、当時は仕込みの時間になると中山道を渡った向こう側にまで臭いが届いていたほど。 だがしかし、その臭いにひるまず店に突撃した英雄達は百麺ならではの "クサウマ" の虜となり、みるみるリピーターが増えて行った。気付けば繁忙期には列びが出るほど

2025年のラーメンはじめは両国の "社会福祉系" ラーメン!(邦ちゃんラーメン 両国店/両国/ラーメン)

なんとか年末から患っていた病気から復調し、年を越して数日経った頃、どうしても身体に悪い物が食べたくなった。クリスマスから大晦日くらいまで、ゼリードリンクや胃に優しい食べ物ばかりで過ごしていたのだが、年越しそばを食べたら何かに覚醒。急にジャンクな物を本能が欲するようになってしまったのである。 フラフラと夢遊病者のように両国駅前にやって来ると、私が「社会福祉系ラーメン」と呼んでリスペクトしているちゃん系ラーメン店が元気に営業中。 ここは高騰する一方のラーメン業界にあって、80

息子を沼にハメようシリーズ、背脂ラーメン編(ごっつ亀戸本店/亀戸/ラーメン)

お陰様で息子も10歳になり、男の子だけあって食べる量も日に日に増えて行っている。自分が成長期の頃を思い出すと「どこまで行くのか」と今から背筋が凍るのだが、散々親から「食い過ぎだ」と怒られ、お高い店に自分だけ連れて行って貰えないなんて悔しさを味わった私は思った。 「むしろ今の時期から悪い食べ物を片っ端から教えてしまったらいいんじゃないか」と。 自分のお腹の状態、抑えられない空腹感、それを満たすための選択肢をあれこれ与えておいて、その中から最もコスパの良い方法を選ぶ的な、そう

ただ「ご褒美にシュラスコが食べたい」と言っただけの息子をブラジル人街に放り込むオフ 佐野で厄除けラーメン編

ただ「ご褒美にシュラスコが食べたい」と言っただけの息子をブラジル人街に放り込むオフ 佐野で厄除けラーメン編 https://note.com/oharan/n/n3ae5c8ebab0a 大泉でシュラスコ編 https://note.com/oharan/n/n711df27bcc33 息子の運動会の振り替えで平日休みとなったある日。我々は急遽日帰り旅行をする事になった。 旅行だとは言わず、息子様に食事のリクエストを聞くと、「運動会を頑張ったからお肉食べたい。シュラスコ食

近頃さらに評価が上がり始めている「社会福祉枠」のあのお店(邦ちゃんラーメン両国店/両国/ラーメン)

ラーメン屋の原点回帰的な方向性で、都心を中心に暖簾分けの形で店舗を増やしている「ちゃん系」ラーメン。 味は昔懐かしい「東京スタイルの豚スープ」なのだが、東京ラーメンというと鶏ガラスープの醤油味というイメージが強い方も多いはず。 んが、白濁系の博多式とは違ったタイプの豚スープというのも、レトロな東京のラーメンの味なのでございます(ルーツを辿ったら何かしら元祖に行き当たりそう)。 という訳で、今日も今日とて両国駅高架下の邦ちゃんラーメン。このお店はオープン以来ずっと人気を維

家系にこだわらなければ非常に使い勝手の良い24時間営業のラーメン屋さん(吉田屋/森下/ラーメン)

ある日の早朝、朝ご飯を調達しようと早くから開いている森下のパン屋さんにお買い物に行ってみた……のだが、営業開始時間を間違えてしまい絶望の淵に立たされたアタイ。 森下という街は飲食店に恵まれているのだが、朝早い時間や夜遅い時間にやっているお店は殆どない。実に健全な街である。 そんな状況なので「これは一度家に帰るしかないかなあ」と諦めかけていたそのとき、まさかの24時間営業のラーメン店を発見! どうも家系ラーメンらしいのだが、今のアタイにとって家系だろうと何だろうと「営業中

酷暑にネギ背脂シリーズ堂々完結!曳舟で見つけた最も自分好みのラーショ!(ニューラーメンショップ主水 花棒曳舟店/曳舟/ラーメン)

なんでこんな酷暑の真っ只中に連日背脂ネギラーメンばかり食べているのか。自分で自分に疑問を持ったこともありました。 ただ、我ながら「おとなになったな」と思ったのは、1日で3軒回らず、ちゃんと3日間に分けたこと。もう10歳若かったら間違いなく連日ではなく連食していたと思う。 さあ、そんなこんなで今回訪れたのはこちら。『ニューラーメンショップ主水 花棒曳舟店』という、もうちょっと店名を短くする気にはならなかったのだろうかという、外国人のフルネームかのようなお店。ご先祖様の名前が

酷暑真っ最中のネギ&背脂ラーメン祭り、ラーショじゃないけど見事過ぎるラーショを発見(らぁ麺 辻〇/江東区/ラーメン)

前回の記事にも書いたように、突発的に巻き起こった「近場のラーショを追い求める旅」の第二弾。 今回はラーメンショップという名前を使ってないけど、どこよりもラーショそのものなラーメンを出す名店という、「今までその探し方はしてなかったわ~」という盲点を突いたお店をご紹介いたす。 ただねえ、この店も他のラーショ系と同様に立地に問題がございまして。ウチからならのんびりとサイクリングのつもりでママチャリを漕げば30分くらいで辿り着けるんだけど、わざわざ「電車に乗って」なんて考えると大

チャリンコ圏内のラーメンショップ系のお店をしらみ潰しにするネギ&背脂祭り開幕!(ニューラーメンショップ扇橋店/江東区/ラーメン)

以前は割と食べる機会があったものの、ここ20年くらい全く口にすることがなくなっていたお店……、それがラーメンショップ。 というのも、板橋区に住んでいた時代も、墨田区に引っ越した今も、気軽に通える場所に全然店がないのである。 また、背脂系の悪い味のラーメンが食べたければ、板橋区なら土佐っ子系に行けばいいやとか、他に代替品があったため、わざわざ苦労して(具体的に言うと自動車に乗って)ラーショに行く必要性を感じなかったのだ。 墨田区に引っ越して来てからも、一応近場のラーショを

家系激戦区・錦糸町にあって、超狭小テナントで頑張る名店!(武の極み/錦糸町/ラーメン)

タイ料理やインド料理など、エスニックの名店が集まる街として有名な錦糸町だが、なぜか家系ラーメンの激戦区でもある。 面白いのが、あちこちに出店しているチェーン系の家系ラーメンが幅を利かせているのではなく、個人経営ないしは小規模チェーンと思われる店が何軒も定着しているところにある。 今回ご紹介するお店も、長く錦糸町で頑張っている家系ラーメンの名店なのだが、ご覧の通り超絶狭小テナント。間口は狭いけど奥に広がっているとかではなく、本当にこの写真で見たままのサイズしかない。 よう

オラが街にもあの立ち呑み屋が!(晩杯屋 両国店/両国/立ち飲み・酒場)

名が知られている割には観光地極振り状態で、地元民向けの飲食店や生鮮品の買い物場所などが徹底的に不足している墨田区両国。 商店街や繁華街と呼べるような場所も無いに等しく、24時間営業のチェーン店が当たり前のように潰れて失くなるような状況なのだが、そんな中でも嬉しいニュースがない訳ではない。 なんと総武線両国駅の高架下に、立ち呑み屋として大人気の晩杯屋がオープンしてくださったのだ! 大きい、これは大きいぞ。 加賀屋と晩杯屋、呑み屋として使える亀戸ぎょうざの支店、それらに加

「オレに小麦を食わせろ!」 あまりに病気をし過ぎて発狂してしまったアラフィフの慟哭(邦ちゃんラーメン両国店/両国/ラーメン)

noteにもXにもこれでもかと病弱アピールをしておりますが、アタクシ多分ですけど人生で4度目(確認できているのは2回)の新型コロナをいただきました。 病状を調べれば調べるほどコロナ以外の答えがなくなって行き、まあ検査を受けたら9割型コロナ判定されるでしょうよと不貞腐れ気味なアタイ。 さらに間の悪いことに、ここ1ヶ月ほど体質改善のために "小麦抜き" をしており、毎日のように食べていたパスタやうどんを絶ち、完全米食に切り替えておりまして。 それまでは比喩でも何でもなく、1