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今世で英語はさっぱりだが、前世は英国人なんだろうか疑惑。

英国の音楽祭、プロムスをご存知だろうか。

英国には全く縁がない私も

詳細にご紹介できるほどは

実はよく知らないのだが、

中学の時、

NHKのBS放送で偶然プロムスを見たことがある。

BBCプロムス(The Proms、BBCプロムナードコンサート)は、イギリス・ロンドンで毎年に夏開催される、8週間に及ぶ一連のクラシック音楽コンサート・シリーズである。正式には「ヘンリー・ウッド・プロムナード・コンサート(Henry Wood Promenade Concerts)」とされる。
1895年より開催されており、主にロイヤル・アルバート・ホールなどで行われるコンサートやその他のイベントで構成されており、最終夜「Last Night of the Proms」は全英各地の公園で同時生中継イベントも開催されている。以上Wikipediaより

当時もう部活で楽器(トランペット)を吹いていたので、

なんとなくオーケストラの番組にチャンネルを合わせたのだろうが、

衝撃的だった。

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プロムスの

ラストナイトコンサートという

最終日の夜に行われるコンサートの大トリは

英国の作曲家エルガーの作品の

威風堂々第一番だ。

♪ペーポロローピーラー♪と小学校のときリコーダーで吹いたことがあった。

あれが真の威風堂々だと思ったまま終わったら

私としては人生大損である。


威風堂々第一番の歌唱部分は、

「英国第2の国歌」と称されるほど、

英国民に愛されている。

(その歌唱部分を学校でリコーダー演奏したのだ)


それ以外の部分も、

もう盛り上がること間違いなしの

リズムもメロディもアゲアゲである。

何かのBGMに使われることが多いので、

聴いたことのない方は少ないとは思うが、

ここと、この記事の最後に音源を貼るので良かったら聴いてみていただきたい。

2014​のプロムスのものだ。

(下をクリックすると鑑賞できます。)



プロムスの観客の皆さん、

老若男女問わず、

ウキウキズンズンで身体を動かしている。

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最後まで聴かなくていいから、

最初だけでも見てみて欲しい。

当時中学生だった私は、

こんなに美しくて楽しそうな

クラシック音楽と人間の光景を、

見たことがなかった。


英語文化にも、

英国にも取り立てて興味のない中学生の私も、

この会場で一緒に歌いたいと、思ったのだった。


ラストナイトコンサートの演奏は何十年も伝統的に

イギリスの国営放送BBCの擁する

BBC交響楽団である。(日本のNHK交響楽団みたいなものか)


私が初めてNHKのBS放送でプロムスをみた時の指揮者が

どこの国のどなたかは忘れたが、

英国人以外の指揮者もタクトを振っている。

この記事に貼ったYouTube音源の

2014年の指揮者は

フィンランド人のサカリ・オラモ氏だ。


ラストナイトコンサートは、

英国の愛国的な楽曲が幾つか演奏されるらしいが、

観客のもつ国旗には

英国以外のものも多くある。

元々は英国を称えるような歌詞でも、

それぞれ自分の愛する母国を思って

歌うのかもしれない。


会場をゆるがす合唱を聴いていると

英国人でもないのに、私も泣けてくる。



もしかして私は

前世英国人なのだろうか。

スコーンも好きだし(それだけかい)


前世で英語ペラペラで、

七つの海を股にかけて冒険して

ちょっと疲れたので、

今世は容易に日本から出られないように、

英語にさっぱり興味が向かないのだろうかなどと

都合のいいことを空想してみる。


しかし、行ってみたい。

いつかプロムスへ。

あの楽しげな音楽の空間を、

身体で味わってみたい。

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音楽は、楽しい。

お互いを知らない人もみんなで、

楽しむことができる。

そして人間の生命を癒す、

とても良く効く薬なのだと思う。

楽しいことは、何よりの、薬だ。

どうぞ、召し上がってください。

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