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ヤドカリくん


回避型の特徴を持つ人や
アダルトチルドレンのヒーローなど。。
負けず嫌いで完璧主義の人たちは
等身大の自分を受け入れてないので
自分を大きく語ったり
尊大な自分に酔ったり
他人とは違う特別な自分という思い込みを現実に持ってくることがありますが。。

それは逆を返せば
自尊心が低い。。
自分に自信がない。
その素晴らしい仮面をかぶることで
自分という存在価値をはかっているとも言えます


本来の自分の器ではなく
自分の中で素敵な器を作り出し
等身大の自分ではなく
その素敵な自分に生きてもらうので
自分語りをしてる時は調子が良く
親切なのに
急にイライラしたり怒り出したり
人のせいにしたりと、余裕のない顔が出てきて

なんか。。二重人格なのかな?
と思うほどの不安定な二面性を持っていて

それが『外面』として
家と外では別人のようになってしまうということなんですけど。。

なんか。。ヤドカリみたいですよね。
ヤドカリに失礼かしら。。
でもいい例えが見つからなかったのですみません。。。

ヤドカリくんは常に自分の居場所を探して
自分に合う貝を見つけては
そこで過ごして。。

何か違う。。
気持ち良くないと感じればまた新たに自分の居場所となる貝を探して歩く人生。。

ほんとは。。人間はヤドカリではないので
等身大の自分があるんですけど。。

それを見て見ぬ振りをして、

素晴らしい自分
誰もが羨む自分
注目を浴びる自分
人の上に立つ自分
誰かに認められる自分

自己陶酔というエネルギーをかき集める
人生になってしまうんですよね。。


でもそのかき集めた自己陶酔の入れ物は
ヤドカリでいう、他人の貝というか。。
土台が等身大の自分じゃないので
満たされることはなく
その自己陶酔は瞬間だけ気持ち良くなるだけで
結構すぐ、本来の自分から送られる
『不安』に飲み込まれてしまうと思うんです。。


だから繰り返し、繰り返し。。
その自分を他人に認めてもらおうとすることが
依存的になってやめられない。。ってループにのめり込むんでしょうね。。


そういう人は
幼少期。。自分自身を認める生活を送っておらず
小さな時から
自分を大きく偽ることで親の目を自分に向けてきたのかもしれません。

いわば、偽物の自分に代わりに生きてもらうんですよね。
本当の自分を価値がないと抑圧させて
理想の自分、
理想の殻を被った自分として生きていくんですけど、

この殻。。
結局は自分を守るために作ったバリケードのような殻。。
本当の自分消えることはないので
いつか必ず大きな怒りや不安、生きづらさとして爆発してしまうんだと思います。

爆発するなら。。早いほうがいいと
個人的には思います。。
気づくなら早いほうがいいですから。。


でも実際はなかなか難しいですよね。
心の歪みや
心の問題って
依存症もそうだし、自己愛の歪みもそうだし

あ。。自分は一線超えてるな。。
自分は人を傷つけている。。と
気がつくことなんですよ。。

ほんと、そこまでが大変で。。
否認の病ですから。。
完璧な自分でいたいし
いい人だと信じたいし
自分は優しいと思い込まないと生きていけないほどなので。。

そんな自分が。。人を傷つけてるかもしれない。。って自分を疑ることができた時に
はじめて後悔ができたり、反省ができるとこまで来て、他責を止めることができるので。。


それまではほんと、誰かのせいにしたいんですよね。。自分を自分で背負えないから。。

加害者は人を傷つけている自覚。
被害者は自分が傷ついている自覚を持てて
はじめて前に進めますから。。


そのヤドカリくんの殻なんですけどね。。
実は幼少期はその殻のおかげで
家庭の中で居場所ができたところもあって
立派な殻を語ることで親に期待してもらえた。
親に褒められた。とか。。

子どもの頃にはその殻が生き残ることを手伝ってくれていたんですけど。。

大人になったら『自分』で生きていけるんです。
着飾った殻がいらなくなるんですよね。


だからね?
その殻すらも、悪者と思わずに
今までありがとう。
でもこれからは自分の素で生きていけると
心の中にしっかりと節目を持てることが
アダルトチルドレンをしっかり受け取れる自分になってきたと言えるかな。。と思ってます。


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