本性
人は出会った時には自分への印象を良くするために大なり小なりよそ行きのお顔をしてるのが普通かなと思います。
自分に対しても人に対しても
『理想の状態』を演じているのでしょう。
しかし、演じているので
それが長く維持し続けるのは難しいと思います。
どんな人でも、徐々に素の自分
素の相手の姿を見て、すんなり受け入れたり
違いがあるなら話し合ったり寄り添ったりしながら、少しずつお互いの心を通わせていくものだと思います。
それは前にお話として書いたことがある
理想化、脱価値化の緩やかな時間の使い方ですかね。
誰もがゆっくり脱価値化しながら相手を受け入れてより、相手を大切に思っていくメカニズムだと思うんですけど。。
ある人たちだけはそのスピードが異常です
ジェットコースターのように
素敵な理想の相手から
怒りすら感じるほどの価値のない相手へと
こき下ろしてしまう人たちがいます。
その人たちは自己愛に歪みを持っているんですけど。。特に強いのが完璧主義と白黒思考
そして歪み切っているのが『劣等感』だと私は思ってます。
劣等感とは他人と比べて自分は劣っているという
恥の感情なんですけど
これが強いと人にマウントを取るようになったりします
自分を守るために。。
自分が傷つくかもしれないと想像するだけで
傷つく前に傷つけたり。。
かなり傲慢な人間になってしまうんですよね。。
でも。。傲慢さを表に出してしまえば
嫌われてしまうし、人が離れてしまう。
1人でいても劣等感を埋めることはできないので
その気持ちを埋めるために
下の人が必要。になってくるんです。
見下す人間が必要。
自分よりできない人間を必要とするんです。
他人を落とすと自分が上になった気持ちになるらしいです。
そういう人は言葉巧みに
『心配』という言葉を使いながら支配したり
あたかも教えてあげるような素振りをして
対等ではなく上に立とうとします。
親切な自分を前に出して
他者を自分の思い通りに支配しようとする人です。
その本性が出るのは
そうですね。。
大体じわじわとはじまりますが
出会って3ヶ月〜半年。。1年ぐらいでしょうか。。
関係が深ければ深いほどそのスピードとエネルギーは大きくなると認識してます。
私のような不安型の方は
このような人を引き寄せがちですし
このような人たちは
自己犠牲や支配しやすい人間を嗅ぎ分けるのが
得意です。
これ、心理士さんとかも
なんでかわからないけどペアになることが多い。。お互いに引き寄せあってしまうんですよねと言ってました。
それは幼少期の親の姿をお互いが追っているからなのか詳しくはまだわからないんですけど
とにかく出会いやすいです。
なので出会ってどんなにいい顔していても
半年ぐらいは様子を見ていいかなと思います
自分の身を守るために。。
理不尽に怒りだすことはないか。。
謝ったことを繰り返すことはないか。。
喜ぶセリフを行ってくれるより
嫌だと言うことをしてこないか。。
その人たちの感じる劣等感を
投影という形で私への心配だったり
私への不安としてぶつけてくるかもしれませんが。。
その時必ず違和感を感じますから。
『それ。なんの話?』
『私、そんなこと言った?』
『そんなことしたかな?』みたいな些細な違和感です。
違和感を機嫌が悪いのかな?
待てばいいかな?って寄り添ってしまうと
マウント取られて一気に攻撃対象になるのは避けたいかなぁと思います。
そして劣等感を持っている側の自己愛が不安定な人たちは。。
その劣等感ごと受け止められるといいですよね。
そこが難しいんだと思うんですけど
その劣等感って子どもの頃に育ちの中で
親より劣っていた。
兄弟より劣っていた。
人より劣っていた。と当時の大人の心無い言葉。。それが大人からしたら叱咤激励だったかもしれない。。
でもその心無い言葉の傷が疼いているだけで
目の前の人には関係ないですし
目の前の人に投影を起こしているだけなので。。
人に尊敬されていないと感じる
人に馬鹿にされてるような気がする
人より劣っている感じがする
こんな不安な劣等感というのは
実は『人』ではなく『自分』が『自分』に対して感じていることを
人が思ってる気がする。。と
人に映し出しているだけなので。。
理想と本性の差
理想と現実の差を
少しずつ縮めていくことができると
人のことも自分のことも傷つけないで過ごせるのではないかなぁと思います。
私は人にターゲットにされたり
傷つけられる側でしたが。。
傷つける側にも大きな心の傷があるんですよね。
人に好かれたいからこそ
自分を取り繕ってしまいますが、傷は隠しきれずに不安や怒りとして表に出てきてしまうので。。
その不安や怒りを人に投影せずに
自分の気持ちとして受け止められるようになると
本性を隠す必要も少なくなってくるのではないかなぁと思います。
まぁ簡単なことじゃないですけどね。