いい子という犠牲者
私自身がアダルトチルドレンということもあり
愛着が不安定な人は一緒に過ごしたり
話したりする中でなんとなく
感じ取ることができるのですが
大人になったアダルトチルドレンたち、
特に愛着で言ったら『不安型』もしくは
不安と回避両方を持ってる『恐れ不安型』の人たちは、初対面などでは
すごく感じがいいし、すごくいい人です。
わかりやすく言うなら
不自然なほど親切
やり過ぎなほど優しいし
いい人の度を越してるいい人
みたいなイメージです。
パッと見、なんの不満もないように見えるし
家庭環境や親子関係、人間関係に問題があるようにはとてもじゃないけど見えないほど
すごく良い人。
きっと育つ段階で親の顔色を伺い
気持ちに寄り添って、常に先回りして問題を起こさずに過ごしてきたのかもしれません。
そのような人たちと会話をしながら
よく見ていると、
話を大きくしたり
嘘をつかなくても良いところで嘘をついてしまったり
自分は悪くない。。という綻びがチラチラと見えるようになってきます。
なんというか。。勘のいい子どもほど
親にとって都合が良く、いい子と認識されてますので、
親の与えるルールと親の顔色だけが
日々の暮らしの基準となっていて
その人自身の意見や心に
寄り添ってもらえてないと
大人になった時に人との絆が軽薄になり、
人間関係が均等にバランスを取れず
のめり込むか。。
突き放すか。。
人との関係が世界で2人だけの濃厚な付き合いか
それも長くは続かずに
数ヶ月や数年で新しいコミニティーを渡り歩くような。。
人間関係を積み重ねていくことがとても難しくなってしまいます。
そうなってしまう原因は
やはり、親の方にあって。。
子どもを子どもとして見てない
子どもを1人の人間として認めていない
(認識してない)
自分の細胞の一つみたいな感覚で
一心同体のような。。
自分の都合に子どもを合わせてしまう生活をしてることだと思います。
都合の『いい子』。。。
きっとお父さんは忙しいし、お母さんも忙しいでしょう。
大人の時間軸では15分なんて息して終わりぐらいの間隔ですが笑
子ども時代の15分の中休みは
トイレ行って手を洗って校庭に出てボールで遊ぶぐらい、色んなことができたことを思い出せませんか?
子どもの時間軸と大人の時間軸には
結構な差があると思うんです。
子どもに大人の時間軸で生きろというのは
大人からしたら育てやすいいい子に映るかもしれませんが、
子どもにとっては無理している時間かもしれません。
丸一日、大人が子どもの時間軸で生活するわけにも行きませんが、
一緒に過ごす夕方の時間や夜の時間、
お休みの時など、
一日の合間合間で、子どもが大人の時間軸で生きずに、
大人が子どもの時間軸に寄り添う時間を作ってみたらいいかもしれませんね。
子どもが子どもらしく
自分の人生を生きることができると
それは大人の目にはいつもいい子でいるその子ではないかもしれないですが、
その子を1人の人間として尊重することで
アダルトチルドレンの連鎖を食い止めることができるかもしれない。。
なんて、私はそんなふうに考えてます