もののけ姫と失われていく自然信仰
同期の女の子と一緒に「もののけ姫」を観た。
人間の自然との関わりについて、人の愚かさについて、深く考えさせられて、帰り道に考察を読んでいた。
モロ一族が住処としている石の洞窟は明らかに人工的につくられたもので、大阪府交野市にある磐船神社の天岩戸に似ていると岡田斗司夫氏が語っていた。
人間が巨石を積み上げた神殿にモロ一族は住んでいる。
その昔、モロたち一族は、人に神として祀られていた時代があったようだ。
だから、モロは人間の少女を実の娘のように育てた。
本当は、彼女は人のことを待っている。
という話だった。
モロや神々の子孫の体小さくなっていくのは、人が自然を敬う心を忘れてしまったから。
大昔、人は自然の一部として生きてきたかもしれなくて、便利に生きれば生きるほど自然の理を破り、侵しているのかもしれなかった。
数年前、信仰の原点を調べていたとき、巨石信仰や山岳信仰などのアニミズムに行き着いた。
巨石信仰が知りたくて、一人旅で磐船神社には行ったことがあって、知ってる地名がでてきて嬉しかった。
自然に畏敬の念を抱いていた頃に、たくさん置いてきたものがある。
改めなくては。
また私は、実際に触れて、肌で感じて学びたい。
必要なものに、いいタイミングで出会えた。
素晴らしい映画に感謝。
やっぱり、ジブリ作品は、最高。
何度でも観たい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?