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大家さんの確定申告②

…「大家さんの確定申告①」の続きです。


まだ金額が分からなかった家事関連費が決まりましたので、手出しが伴う支出が確定しました。さっそく弥生会計に仕訳を入力します。

そして最後の仕訳は決算仕訳です。決算仕訳は、台帳記載の「固定資産減価償却費」の自動入力と、トランクルームの権利金を償却する「長期前払費用償却」、そして「家事関連費」です。

決算仕訳を入力


弥生会計の家事按分は、設定をすれば自動で割合に応じて都度仕訳を入力してくれますが、そうすると随時利益が分かりづらくなるので、私はエクセルで集計して、最後にまとめて決算仕訳として入力しています。

集計表はこんな感じ(家を買ったので賃貸の家賃と戸建の減価償却費で分けています)


と言う事で、全ての仕訳入力が終わりました。ここで「総決算」のお時間です。2024年の最終利益が分かります。「残高試算表」のボタンをポチッと。んっ!「673,259円」。青色申告特別控除の65万円を越えてるじゃん。

トホホです…


12月下旬にキープ資材を購入したりして65万円を超えないよう一生懸命試算していましたが、結果は納税となってしまいました。65万円を越える27,000円余りが課税対象になるので微々たる金額ですが、一度課税となれば次の確定申告で非課税だった場合、きっと税務署のAIチェックに引っかるでしょう。誰か領収書くださいませw。

これで一連の仕訳入力は完了し、次は弥生会計を通じてe-Tax申請のための個人の所得や控除関係を入力、且つ事業の決算書を整えていきます。まだまだ申告までの道のりは長いです。

「大家さんの確定申告③」に続きます…。


…おことわり…
納税はほぼほぼ適正に。計上するしないは自己責任で。適用するしないも自己責任で。分からない場合は税理士等のプロに聞きましょう。この章は筆者の感想で税務のアドバイスや指南ではありません。


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