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自ら墓穴掘った人


今の精神状態では、小説など書けない。恋愛など吐きそうである!

表現をするために、私は現象を必要としていた。いつだってこの方法が私に生きる意味を与えてくれた。しかし、今日はとても大変だった。私とのコミュニケーションにより性欲モンスターと化した男はトークルームで沢山の禍々しい言霊を司り、何やら儀式を始めてしまった。何だか怪しげなお祭りだ。私はその止むことのない通知に打ちひしがれる。私には罪悪感が芽生えた。彼を人間ではなくモンスターにしてしまった罪。なぜ人はいつの間にか危険な領域に手を染めたがる生き物なのだ。私には到底理解の及ばぬ範囲において、本能の直属に当たる性欲に支配されていることを悟るほかなかった。

いつの間にか、私が人間でいてもよい空間などなくなったように感じた。私自身が性欲モンスターなのかもしれない。いつも振り回されるこの好奇心の正体は、性欲なのか。しかし、私は恐れを抱いている。それを成し遂げてしまった時、私に残るものは何なのだ?未知を消すことにより、私は何かを失うことを恐れている。それは楽しみでもあり、永遠のテーマでもあり、私の原動力でもあった。しかし、これが無しになったとしたら、私は本当に消滅してしまうだろう。もう二度と処女であり未知数であった私は帰らぬ人となるのだ。そんなのは嫌だ。私は少女を手放したくはない。永遠の少女でいたいのだ。せめて心だけは・・・。


これは数奇なギャグエッセイとして読んでいただきたいものである。

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