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いくつになっても親は心配してくれる存在 vol.5

はじめまして。
元公務員(警察)今は小さな雑貨屋を運営しているおはるです

ここでは、バイヤー未経験・学歴もなかった私
思い切って小売業界へ飛び込んだ体験談をお話ししています


今日は、公務員を辞めると告げた時に
両親から猛反対を喰らったときのお話をします

反対していた両親が、唯一納得してくれた理由もお話ししています


退職宣言の記事はこちらから ▽

https://note.com/ohalu__/n/n92f6f4497a89




▪︎ また娘が変なことを言い出したぞ…


仕事を辞めることを心に決めていたものの、

実はまだ両親への報告をしていませんでした。

ずっと黙っているわけにもいかないので、

気軽な感じで退職宣言をすることに

「実はさぁ、、やりたいこと見つけてさぁ、、」←こんな切り出し方でした


最初から快く「いいね!」と言ってもらえるとは思っていませんでしたが、

両親は想像以上に猛反対。「何を言い出すんだ!」ばりの勢いです。

切り出し方を間違えたと思いました。



次にやりたい仕事が見つかっているとはいえ、

両親がこれまで敷いてきたレールから脱却することは、思っていた以上に難しいと感じました


辞めれば肩書きがなくなるため、

これから学歴も資格もない、ただの高卒21歳になるわけです

「一般企業の厳しさを知らないから、すぐ辞めたいと言えるんだ」

「安定していることの有り難みを知りなさい」

という具合で、何としてでも続けさせたい雰囲気でした

何度も話し合い(という名の両親が必死に私を引き止める会でした)を

重ねましたが毎度ヒートアップしてしまい、あまりよくない雰囲気です


▪︎ 猛反対の理由とは


そんな状況を当時お付き合いしていた彼(同職)に相談することに

両親への説得がうまくいかない..どうして私の意見を尊重してくれないんだろう

とぼやいていた私に一言

「お父さんと、お母さんは心配してくれているんだよ」

「大事にしてくれているんだね」


頭ごなしに、反対された!ひどい!
と親心に全く気づけない私でしたが、彼の一言でハッとさせられました


姉妹の中で、一番反抗期がひどかった私

これまで幾度となく両親(特に母)とぶつかり合ってきました

真面目で、運動勉強なんでもできる姉と、出来損ない二番目


比べられては、腹を立て反抗してきましたが

そんな私のことを誰よりも心配し、
より良い道を歩んでほしいと願っていた父と母。

本当に分からず屋の、手のかかる子どもだったと思います


幾つになっても、自分の意見は曲げたくないと

子どものまんまの私に、両親は気づいて欲しかったんじゃないかと思います


改めて落ち着いて、話をしてみると

自分たちが若い頃に、お金がなくて本当に大変な思いをしたから
お金の面で苦労してほしくなかった

と教えてくれました


▪︎ 思わぬところに、解決策が


そんな両親の思いを知ると辞めるに辞めれません

また悩みました。


そんな時、彼がまたもや一言

「ふたりがお金のことを心配しているなら、
僕と結婚すれば納得してもらえるんじゃないかな」

…さらりと爆弾発言です


ですが何と、この一言から
転職・結婚の2つがいきなり動き出しました


両親は私の結婚に大喜び

(これまでの猛反対は何だったのか、と拍子抜けです笑)

そこからは、とんとん拍子でいろんな事が進んでいきました


人生、何が起こるか予想できません(n回目)


当時、私は21歳、彼は24歳でした

よく覚悟を決めてくれたなと今でも思います


結婚が決まり、いよいよ籍を入れる日の前日

そっと父が言ってくれた言葉があります

「もう心配せんでええっていうけどな、

結婚しようが、いくつになろうが親は親や

何歳なっても子どものことやったら心配なるもんや」

「何かあったらいつでも帰ってきておいで」


わたしはこれほどまでに、愛情を感じたことはありません



2025.1.30



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