
メリル・ストリープのおすすめ映画4選
メリル・ストリープはハリウッドで活躍し続ける大女優です。大ヒットした「プラダを着た悪魔」など、数々のヒット作に出演してきました。
ここでは、私が特に好きなメリル・ストリープの出演作品を4つ紹介します。
「クレーマー・クレーマー」
メリル・ストリープ演じる妻が、ダスティン・ホフマン演じる夫と幼い息子を置いて家を出ていくところから物語はスタートします。
妻は仕事を辞め家庭に入って家事・子育てを一人で担ってきたけれど、夫は仕事ばかりして、妻の心が満たされない。そこで彼女は家を出て、再び仕事を見つけて人生をやり直します。
クレーマー夫妻は離婚することになり、1人息子の親権を巡って裁判で争うことに。観る人は裁判の結果がどうなるのか気になりながら、どんどん物語が進んでいきます。
映画好きな人にはぜひ観てもらいたい名作です。
メリル・ストリープが繊細な心の揺れ動きを、丁寧に演じています。
映画冒頭で流れている小気味よい音楽は、ヴィバルディ作曲のマンドリン協奏曲です。
「マディソン郡の橋」
公開当時、とても話題になっていた作品です。これまで3回観ました。
名優クリント・イーストウッド共演。
メリル・ストリープがアメリカの田舎に住む専業主婦フランチェスカを演じています。
夫と子どもたちが家を空ける間、フランチェスカは偶然出会ったカメラマンに恋をします。細々とした雑用や友人付き合いをする自分とは対照的に、世界中を撮影して生活する彼に心惹かれます。
自分の人生は家族の為に捧げてきたフランチェスカが、どのような選択をするのか、最後まで見届けてほしいです。
迷い悲しむフランチェスカを、メリル・ストリープが見事に演じています。
3回目に観たのは最近で、結末を知っているのに、終盤で感動して泣けました。
同じ映画を観ても、その時の自分の受け止め方が変わるんだなと改めて思います。
「永遠に美しく」
中学生くらいの頃、金曜ロードショーで観て、面白くて印象的で、もう一度観たかった作品です。最近チャンスがあり、再び観られました。やっぱり面白いコメディ映画です。
落ち目の女優マデリーンを演じるメリル・ストリープは、学生時代からのライバルであり友人のヘレンの婚約者を横取りします。
それから年月が経ち、ヘレンは自堕落な生活に。マデリーンは衰えていく自分の容姿に、異様なほどに執着しています。
ここから先は、是非観てほしいのですが、映画は最初から最後まで、単純に面白いんです。
階段から落ちて死んでしまったと思ったら生き返ったり、お腹に大きな穴が開いたり・・
スキンヘッドではないブルース・ウィルスが、メリル・ストリープの夫の役を演じています。
「8月の家族たち」
メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、ベネディクト・カンバーバッチ・・
豪華スターたちが共演している映画、あらすじなど事前情報なしで観てみました。映画の冒頭は、夫がこれから雇う家政婦に話すシーン。しばらくするとガンを患う妻(メリル・ストリープ)が2階から現れて、家政婦に対して侮辱的な言葉を放つなど、さっそく不穏な雰囲気に。
この夫婦を中心に話が進んでいくのかな~。上手くいっていないけど、結局は私たちって家族だよね。チャンチャン。で丸く収まる話かな~と思って観ていたら、どんどん思いもよらない展開になっていきます。
夫婦仲の悪さ、母娘のいざこざ、誰が年老いた親の面倒を見ていくのか、家族の問題が山積みなのが徐々に明らかになっていきます。
物語の終わり方、私はとても好きでした。子育て、親の面倒など、女性には求められることが沢山あります。それは日本でもアメリカでも、同じなんだなと感じたり。どうしようもなくイライラしたり、家族を怒鳴ってしまったり、感情をむき出しになるときもあるよね、と納得したり。
家族関係に悩んでいる方にぜひ観ていただきたいです。