古事記の勉強
古事記の勉強をしています。
一応学校で名前は習うけれど、ふわっとしか教えてもらえなくて結局何なの?ってなるやつです。大人になってからようやく、日本の歴史書で、日本の神話だったのか!と気づくやつですね。
今ならわかる…。これ大事なやつ!日本人なら知っておかなきゃならないやつ!教科書から削除するなんてほんとG〇Qはひどい事するよねー。
ということで、割といい歳になってから事の重要性に気づいて勉強しているわけですが、年取ってからだと全然頭に入らない…。神様の名前も覚えられない…。手っ取り早くストーリーを頭に入れたかったので、最初は漫画に頼りましたが、そこで気づいたのが「これ昔おばあちゃんから昔話として話聞いたな…。」とか「昔話の本とかで読んだな。」という話がたくさん出てくるという事です。学校では教えないけれど、伝えていくという何かしらの意思があったのだとしたら胸が熱くなります。
それにしても神様達の行動はハチャメチャで「えーそこで振り向いちゃう?」とか「いくらなんでも酷すぎ。」とか突っ込みどころ満載です。
なんとなく大まかなストーリーはわかっても、時系列が分かりにくいとか、神様の名前の重複(スサノオノミコトがあちこちに出てくる)とかで頭がこんがらがってくるし、国譲りとかも正直意味が分かりません。
何を読んだら疑問が解決できるんだろうと思っていたところ、とんでもない本に出会いました。
竹内睦泰「古事記の宇宙」。
著者の竹内さんについては動画で見たことがあって、最初は「特徴的なしゃべり方をする人だなぁ。」と思ったのですが、理路整然と話される姿に感銘を受けて本を買ってみたという感じです。
正統竹内文書という、日本では偽書とされる古文書を元に、古事記の解説をしています。偽書とされていますが、これまで読み始めては挫折していた古事記関係の本の中では抜群に読みやすい内容でした。
何より古事記はとても美しい文で、何重にも意味が込められていて、神様の名前に使われている文字ひとつひとつにも意味が込められているというところに日本らしさを感じました。
言霊の国、ここに極まれりといったところでしょうか。
というわけで、全部を事実として飲み込むわけではないですが、読み進めていくと古事記に少しだけ詳しくなったような気になれる本でした。
まだまだ調べる事が山ほどある日本の神話ですが、都市伝説や陰謀論を紐解く上で、日本の神話は絶対にひとつのキーになると思うんですよね。自分が生まれ育った国の事を知らないのはもったいないので、これからも探求していきたいと思います。
日本弥栄。