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旦那さんの小さな気遣いと大きな愛情

私は毎朝、30分ほど編み物の練習をしている。

夢中で練習していると、コトっと音がした。机の上にマグカップが置かれた。旦那さんがお茶を入れてくれたのだ。ちょうど、お茶を飲みたいと思っていた。

肌寒くなってきたカナダの朝。薄く開けている窓から冷たい空気が入ってくる。マグカップから湯気が立ち上る。彼は何も言わずに立ち去る。私の集中を途切れさせまいとする彼の優しさが感じられた。

マグカップのコトっという音が、「がんばれ!」に聞こえた。

たったこれだけのことだけど、彼の愛情を感じた。

細やかで、小さな彼の気遣いが本当に嬉しい。私をよく見てくれている。

お茶を入れてくれる、マッサージをしてくれる、生理の時に湯たんぽを用意してくれる、必要な時にハグをしてくれる。

どれも小さな行動だけど、いつも大きな愛情を感じる。毎日、「彼と結婚してよかった」と思う。

彼はいつだって「Maiのやりたいことを精一杯やったらいい!俺ができることなら、サポートする。」と言ってくれる。

私は彼に大事にされていて、応援してもらっている。困ったら頼れる人がいる。支えてくれる人がいる。”愛情を感じる”ってのは、安心感と信頼関係のことを指すのかもしれない。

編み物の練習が終わり、彼の入れてくれたお茶をズズとすする。いつもより、温かくてホッとした。ありがとう。


仲良し夫婦サークルの企画に参加。リニューアル後の締切日が長くなったおかげで、じっくりと書きたいことに向き合うことができました。珈琲次郎さん、いつもありがとう。