手が抜けないHSP
完璧主義で悩むHSPさんは多いそうです
完璧にこなそうという意識はむしろ長所だと思いますが、シチュエーションややり方によってはそれが原因で悩んでしまいます
私はHSPの気質があるのですが、小さい頃から容量が悪いというか、物事を行うバランスが悪くて度々悩んできました
HSPの気質の一つとして感受性が強く、真面目ということがあるそうなのですが
この気質が悪い方に出てしまったのが、夏休みの宿題でした
適当にこなすということが出来なかった私
課題図書が読み終わらず、読書感想文を完読しないまま書いたら嘘になってしまう!と提出しなかったり
絵を描く宿題で、納得のいく絵が描けなかったからと提出しなかったり
(提出しないばっかりだな…)
こんな感じで提出するものが毎回少なかったので、不真面目な生徒と思われていたと思います(提出しないからそれはそう)
一番覚えているのが高校一年生のときの美術の宿題で出た、「カラー見本をつくる」というもの
(美術に力を入れている学校だったので、少し凝った宿題でした)
単語帳の1ページごとに2色または3色を塗り並べて、合うと思う色の組み合わせを作るというもの
色は絵の具そのままではなく、複数の絵の具を混ぜて新しい色にしないといけませんでした
その色を塗った1ページの裏には、新しく作った色が何色と何色を◯:◯で作ったというように割合を書くのですが
これがやっかいでした
あとから友達に聞いたのですが、みんなは厳密に割合を計ったわけではなく、見た目だけで書いていたようです
私も今やるならばそうすると思います
ですが当時は、割合をしっかり計らなければいけないという思考で頭ががんじがらめになっていました
キッチンから計りを取り出して絵の具の重さを見ようとしますが、少量すぎて計測出来ず…
見た目で割合を書くことは頭をよぎりましたが、ズルしている気分で、結局その方法は行わず
パニックになった私は、その宿題を終えることが出来ませんでした
ちょっと…極端ですね…
この経験から言えることは、適当にやることが必ずしも悪ではないということです
この宿題の一番大切なことは、色んな色を作ってみて、触れて、色に対して感覚を育てることだったと思います
でも、必要以上に計量することに囚われて宿題をしなければ本末転倒ですね
仕事でもクオリティはもちろん大事ですが、何より大事なのが納期です
一番大事なことを忘れてしまっては、いくら真面目に取り組んでも良いことはないんですよね
このような失敗が、数えきれないくらいありました
今では、一番大切なことは何かを定期的に思い出し、そこまで重要ではないことに関しては出来るだけサラッとこなすように努力しています(気を抜くとまだどうでもいいところに凄く時間をかけてしまうこともあります…)
完璧主義は長所です
ただ、どこで発揮するかなんです
ここぞ!という時に発揮出来るように、一番大事なことを見失わないようにしていきたいですね