4年間欠かさずやっていた「書く」を禁止した結果
結果から言うと、「書くのが好き」を実感。そしてヒマ!書くことが解禁になった今、ダムが決壊したみたいにアイデアや想いが溢れてくる。
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ライターになってから4年。Twitter、note、記事、読書ノート、手帳など、書かない日は無かった。でも先週は、何かに追われているみたいに書かないといけない焦燥感に襲われた。寝るのが好きなのに、夜になると明日のことを考えて不安になって、悪夢ばかり見る。
朝起きて、いつものようにパソコンに向かう。指が動かない。思考も止まる…というか「書きたくない、書きたくない!」って、頭の中の自分が地団駄を踏んでいる。でも自分の体は、厳しい先生が後ろから見ているかのような緊張感があって、そこから動けない。
旦那さんにも心配されて、泣きながら気持ちを打ち明けたのが先週の金曜日。彼は突然私の手を引いて、向かい合わせになるかたちで床に座る。
「Mai、深呼吸してみよっか。」
彼は微笑んでから私の手を握る。お互いの目を見て一緒に、息を吸って吐く。
「吸うよりも吐く方が長くできると思わへんか?”書く”のも同じやよ。Maiはずぅっと、4年間毎日欠かさず何かを書き続けてる。息を吐き続けたら吸わなアカン。なので、今日から週末にかけて書くのをお休みして、息を吸うてみたらどう?おやすみしている3日間は一切、書かない。そういう縛りをつけてみたらどうや?」
簡単にインプットやアウトプットと言わずに、深呼吸で表現してくれたのはとても分かりやすかった。「書きたくない」ってうるさかった頭の声が、旦那さんの言葉で静まった。うん、良いアイデアだ。休んでみよう。その日の夜から悪夢も見なくなった。
===「書く」ことが大好きだと実感===
おやすみしたのは気持ちが楽になったけど、翌日には書きたくてウズウズ。ほぼ毎日更新していたTwitterもnoteも見るだけ。この3日で書いたのは、本の情報と買い物リストくらい。何気なくやってたけど、「書く」は私の中で歯磨きと同じになっている。何も考えずに当たり前のものとしてあって、それを禁止にすると気持ち悪くて仕方ない。
パソコンの前に座ってnoteを開いて色んな人の文章を読むと、自分の考えを表現したくなる。Twitterを開くと、自分の好きな本について呟きたくなる。癖で、朝一番にパソコンの前に座る。家事をしていて、書きたいことを閃いてメモしようとしたら、「書いたらアカン」ことを思い出してもどかしい気持ちにもなった。
人間は不思議。あれだけ書きたくないって思ってたのに、たった一日で書きたくて落ち着かない。それと同時に、自分には「書く」が定着していて、そこまで好きなものになっているんや、って実感できたのは嬉しい。
数年前は好きなものが無かったし無気力で生きてきたけど、4年間で自分が頑張って積み上げてきたものがちゃんとある。それは簡単に崩れないもんなんやな。
===書かないとヒマ!===
一日の半分は、何かしら書いていると分かった。だから、書かないとヒマ!たった3日、一切書かないだけだったのに時間が過ぎるのがとにかく遅かった。
「ヒマ」は、生活に張りがなくなる。
自分が堕落していくような感じで、ヒマになるのが嫌だった。だから、読書、ワークアウト、散歩、ゲームして過ごしていた。でも、何かを想ったら必ず書きたくなってTwitterを開こうとするから、それを抑えるのが大変だった。
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この3日間は、また長く息が吐けるように、いっぱい吸ったように思う。思い切って休んで良かった。今後もまたライターズ・ブロックがあるかもしれないけど、今回は「休み方」を学んだから、次からはパニックにならなくて済みそう。
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