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No.563 小黒恵子氏の詩-30 (リンゴのもりのクリスマス)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回も、こどものうた(日本童謡協会編)に紹介された小黒恵子氏作の詩 をご紹介します。、今回は、「こどものうた」第14集となる1990(平成2)年のご紹介です。今回は、「〇〇のための詩」という風には別れていません。全部で120編あります。

リンゴのもりのクリスマス
                         
小黒恵子

メリー クリスマス
リンゴのもりの クリスマス
リンゴにまっかな 灯がともる
みんなのかおも まっかっか
たのしさを ありがとう
リンゴのもりに かねがなる
リンゴン リンゴン かねがなる

メリー クリスマス
リンゴのもりの クリスマス
てんしのおはじき おほしさま
みんなのひとみ キラキラと
しあわせを ありがとう
こころのなかも かねがなる
リンゴン リンゴン かねがなる

メリー クリスマス
リンゴのもりの クリスマス
つもったこなゆき さとうがし
サンタクロース やってくる
おみやげを ありがとう
リンゴのもりに かねがなる
リンゴン リンゴン かねがなる

1990年(平成2年)3月25日発行 こどものうた‘90  日本童謡協会年刊童謡集

  小黒恵子氏は、編集委員になっています。下記は「あとがき」です。

  音もなく降る、あたたかな雨の季節 の机上に、「こどものうた'90」をお届け申しあげます。
 今号は、日本童謡協会が社団法人になって初めての童謡集です。詩人会員120名が、それぞれ1編ずつ未発表の力作をもって、このアンソロジーに参加しています。
 今秋の童謡祭には、この集の詩のなかから作曲家会員によって作曲された、新しい童謡が発表されるわけですが、そればかりでなく、こどもたちのうたに関心をお持ちの作曲家の方々のご協力を得て、この童謡集のなかからすぐれたこどものうたが1曲でも多く生まれることを、わたくしどもは強く希望しております。
 なお、この童謡集の作品に作曲なさいました方は、お手数ですが、日本童謡協会事務局にご一報くださいますようお願い申しあげます。
 毎年のことですが、ことしも、事務局のこせわ・たまみ氏、会田佐登子さん、中島秀美さんのお世話になりました。厚く御礼申しあげます。
            平成2年3月
                  薩摩忠、小黒恵子、長島和太郎

1990年(平成2年)3月25日発行 こどものうた‘90  日本童謡協会年刊童謡集

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、「こどものうた」(日本童謡協会年刊童謡集)から、「詩」をご紹介します。(S)

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