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No.553 小黒恵子氏の詩-20 (D51のともだち)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回も、こどものうた(日本童謡協会編)に紹介された小黒恵子氏作の詩 をご紹介します。今回は、「こどものうた」第3集となる1979(昭和54)年のご紹介です。全部で73編あります。小黒恵子氏の作品の本編のタイトルは「D51のともだち」ですが、目次のタイトルは「さむい 朝」となっています。

D51のともだち    ※目次は 「さむい 朝」
                          小黒恵子

キンコンキンコン 冬の朝
白いけむりを はきながら
靴音もたのしく あるいてく
ファイトのまっかな 火を燃やし
しゅっぽ しゃっぽ しゅっぽ しゃっぽ
きみもぼくも D51でごいちのともだち

キンコンキンコン 冬の朝
白いけむりを はきながら
口笛の汽笛を ならしてく
あしたのでっかい 夢だいて
しゅっぽ しゃっぽ しゅっぽ しゃっぽ
きみもぼくも D51のともだち

1979年(昭和54年)5月25日発行 こどものうた‘79  日本童謡協会年刊童謡集

  小黒恵子氏は、編集委員になっています。下記は「あとがき」です。

  風光る季節の机上に、「こどものうた'79」をお届けいたします。これは、日本童謡協会の詩人会員75名が、1編ずつ未発表の近作をもって参加したアントロジーです。
 5月は、こどもの日の月。とりわけ、ことしは国際児童年にあたるので、こどものための作品のためにペンをとるわたしどもにとって、なにかと忙しい月ですが、本協会の作曲家会員をはじめ、こどものうたに意欲をお持ちの作曲家の皆さまのお力を得て、この集から、1曲でも多くのすばらしいこどものための歌曲が生まれることを強くのぞんでおります。
           昭和54年5月

                日本童謡協会
                「年刊童話集」編集委員
                小黒恵子、薩摩忠、高田敏子、名取吾朗

1979年(昭和54年)5月25日発行 こどものうた‘79  日本童謡協会年刊童謡集

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、「こどものうた」(日本童謡協会年刊童謡集)から、「詩」をご紹介します。(S)

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