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詩のご紹介262 若いカモメたち(小黒恵子作)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、少年少女合唱組曲「みなとヨコハマ 若いカモメたち」(高木東六作曲)の中から第2作目は「若いカモメたち」をご紹介します。
 小黒恵子氏は、前書きで次の様に語られています。

 昔の横浜いまの横浜、たのしいエピソードを交えた詩にまとめてみました。
 この合唱曲集が横浜を発祥の地として、全国の若いカモメたちの少年少女の皆さんに、愛されうたわれることの願いと悦びを、風に向かっていっぱいに張った帆のように感じています。
                          小黒恵子
若いカモメたち
小黒恵子作詞/高木東六作曲

風が吹く日にヨ 乱れ飛んでるヨ
港の若いカモメたち
押さえきれない 波だちは
水平線の彼方から 運んでくる
風のメッセージ

飛べよ飛べ飛べ 青い海を港の空を
めざした目標(まと)を ひとすじに
飛べよ飛べ飛べ
若さの悦び 羽にのせて

誰かよんでるヨ さけんでるヨ
たかなる熱い 潮騒よ
突きあげてくる 衝動(なみだち)は
水平線の彼方から 聞こえてくる
愛のテレパシー

飛べよ飛べ飛べ 風のなかを大海原(おおうなばら)を
めざした目標(まと)を ひとすじに
飛べよ飛べ飛べ
未来(あした)の栄光(ひかり) 羽にのせて

 最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
 次回は、少年少女合唱組曲「みなとヨコハマ 若いカモメたち」 の中より「人魚のメルヘン」をご紹介いたします。(S)

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