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詩のご紹介 350 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1975年12月号(株式会社こども部屋社/通算209号 1975年12月1日発行)の記事は、下記の通りです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)気になること その22……緒方安雄
   お医者さんにかかるまでに(二)
3)お母さんの生き方 その15……深谷昌志
   現代の父親
4)こどもとは その5……竹野 栄
   いじわる3りんしゃ
5)おたずねします・おこたえします
   0才児・部屋の暖房は
          室温 湿度 換気がポイントです……川崎憲一
   1才児・口内炎でしょうか
                口内炎はがん固です……上村菊朗
   2才児・ひとり寝の習慣は
                親子の一体感も忘れずに……巷野悟郎  
   4才児・妹に乱暴する長女
          まず言い分をきいてやりましょう……深谷和子
   5才児・嘘つきの指導法は
                   観点を変えて……横地 清 
    6才児・気の弱い子の叱り方
           こどもにまかせてごらんなさい……平井信義
    7才児・反抗がひどいのです
              こどもの自尊心を大切に……横山雅臣
6)特集…山下千賀子
    ・師走の私         ・クリスマスの私
    ・クリスマスの飾り(一)  ・クリスマスの飾り(二)
6)特集…今西俊雄
    ・のびのびと        ・「待つ」
    ・10歳頃に(一)     ・10歳頃に(二)
7)北京料理を、王府で       
8)こどものコツ

                       小黒恵子 詩
ポインセチアの 赤

やかんの湯気が 踊っています
あみものしている ママ
新しいカレンダーを めくるパパ
そとは 木枯

十二月は
ポインセチアの 赤が
お部屋に よくにあいます

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」1月号(1976年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)

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