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No.501 小黒恵子氏の紹介記事-67 (モンキーパズルが結ぶ縁大喜び)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
様々な新聞記事等をご紹介しています。今回は、新聞に掲載された小黒恵子氏の紹介記事 をご紹介します。内容は、今までと同じ様な内容になります。
モンキーパズルが結ぶ縁大喜び
小黒先生20周年記念歌! 熱海少年少女合唱団員大喜び
創立二十周年を記念して合唱組曲の創作に取り組んでいる熱海少年少女合唱団にこのほど童謡作家の小黒先生から「梅の花」「花笛」「海はともだち」「白馬の海」「あたみ桜」など六つの詩が贈られた。
伊豆山の友電社敷地内にあるモンキーパズルの木を通じて、合唱団の子供達と知り合った小黒先生が、二十周年を迎えるプレゼントとして贈ったもの。
この組曲は、熱海の四季の移り変わりや、自然と人間のかかわりなどを題材にした児童合唱のためのもので豊かな心の醸成と、こども達の郷土意識の高揚が目的。
同合唱団では、小黒先生の親交が深く、NHKみんなのうたの作曲、編曲や、芸術歌曲を作曲している小林秀雄先生に作曲を委嘱、来年九月頃に予定している記念演奏会で発表すると張り切っている。
贈られた六曲のうち、白馬の海は、源実朝を題材にしたもので、詩は次のとおり。
白馬の海
〽風の吹く日は 海原を 白馬の群が かけめぐる
岸に向かいて 走る走る走る走る
背にのるのは 幻の 白旗なびかす 源氏の武将
〽箱根路を わが越えてくれば 伊豆の海や
沖の小島に 波のよる見ゆ
遠い昔の 実朝の りりしい姿 よみがえる
風に向かって 走る走る走る走る
夢か現実か いななきが 怒涛の波間に ひびいて 消える
風の吹く日は 海原を 白馬の群が かけめぐる
風の吹く日は 初島を 白馬の群か かけめぐる
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、1985(昭和60)年の紹介記事をご紹介します。(S)