詩のご紹介130 ロバと少年(小黒恵子作) ~モンキーパズル~
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
小黒恵子最後の詩集となる「童謡集:モンキーパズル」では、野に咲く小さな草花や虫を歌った詩から、サバンナで繰り広げられる鳥獣の死闘の詩まで、色々な詩が含まれています。
今回は、「ロバと少年」~Ⅱ~ です。
「童謡集:モンキーパズル」については、下記をご覧ください。
ロバと少年
~モンキーパズル Ⅱより~
小黒恵子 作
ポコン ピシャン ポコン ピシャン
水をいれた 壺(つぼ)しょって
ロバが砂漠(さばく)を あるいてく
くるみ色した 少年が
やさしく手綱(たづな) ひきながら
ながい耳を うごかして
ロバが木かげで やすんでる
足を投(な)げだし 少年は
角笛(つのぶえ)ふいて 聞かせてる
ポコン ピシャン ポコン ピシャン
しろい砂(すな)に 影(かげ)ふたつ
家に向(む)かって 帰ってく
ロバと少年 よりそって
夕日の砂漠 あるいてく
ポコン ピシャン ポコン ピシャン
ポコン ピシャン ポコン ピシャン
ポコン ピシャン ポコン ピシャン
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、「ロバ ちょっとすねた」(童謡集:モンキーパズル ~Ⅱ~)をご紹介いたします。(S)