詩のご紹介159 ごめんなさい(小黒恵子作) ~エメラルドの約束
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「ごめんなさい」(エメラルドの約束)です。
「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。
まずは「目から」。
ごめんなさい
~エメラルドの約束 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作
きのうのわがまま ごめんなさい
妬くのはやぼとしってるけれど
シャネルの匂いが気になるの
手帳の名のないテレナンバー
すてきなパールのネクタイピン
外国製のガスライター
ときどきみかける酒場のマッチ
etc………
あたしがいるのを忘れないで
たとえいくたび生まれても
そのたびあなたを愛するあたし
バラの枝にバラの花が咲くように
次は「耳」からお聴きください。
朗読:大森寿枝
最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
次回の詩は「あなたに」(エメラルドの約束)です。(S)