詩のご紹介264 除夜の汽笛(小黒恵子作)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今日は、少年少女合唱組曲「みなとヨコハマ 若いカモメたち」(高木東六作曲)の中から第4作目は「除夜の汽笛」をご紹介します。
小黒恵子氏は、前書きで次の様に語られています。
昔の横浜いまの横浜、たのしいエピソードを交えた詩にまとめてみました。
この合唱曲集が横浜を発祥の地として、全国の若いカモメたちの少年少女の皆さんに、愛されうたわれることの願いと悦びを、風に向かっていっぱいに張った帆のように感じています。
小黒恵子
除夜の汽笛
小黒恵子作詞/高木東六作曲
港の停船(ふね)の 灯りが冴(さ)えて
今なりわたる 除夜の汽笛
楽しいことが ありました
苦しいことが ありました
さようなら 過ぎ去った日日よ
さようなら 過ぎて行く年よ
遙かな空を 仰ぎましょう
希望の星を みつけましょう
あたらしい 出発(たびだち)にむけて
あたらしい 未来(あした)に向かって
港の風が ギターをひいて
今なりわたる 除夜の汽笛
すてきな夢を 持ちましょう
やさしい愛を 与(あた)えましょう
訪れる しあわせな日日よ
訪れる 輝ける年よ
遙かな空を 仰ぎましょう
希望の星を みつけましょう
あたらしい 出発にむけて
あたらしい 未来に向かって
※大晦日の夜、港に停泊している船が、
「除夜の鐘」の代りに、「除夜の汽笛」を
鳴らします。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
次回は、少年少女合唱組曲「みなとヨコハマ 若いカモメたち」 の中より「ヤンコの綱引」をご紹介いたします。(S)