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詩のご紹介 341 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1975年3月号(株式会社こども部屋社/通算200号 1975年3月1日発行)の記事は、下記の通りです。
 2月号は見つかりませんでした。どなたかお持ちの方がいらしたら、ご一報いただけると幸いです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)特集 こどものおけいこごと
   うちの子には何を習わせたらいいの?   
    ・はじめにあたって
    ・3才~小2のこどものうち、60%が何かを習っています
    ・おけいこ種目は ①音楽②書道③英会話 がベストスリーです
    ・英才教育よりも、情操、しつけが重視されています
    ・おけいこごとのプラス面は……
    ・マイナス面も見逃すわけにいきません
    ・どんな種目のおけいこごとを選んだらよいでしょうか?
    ・幼児にはリズミカルで、活動的な種目が向いています
    ・長所を伸ばすか、短所をおぎなうかの判断もポイント
    ・いつから習いはじめたらよいか
    ・こどもが関心を示す時期に、親が総合的判断をくだす
    ・入園、入学などの、こどもの緊張がはげしい時期はさける
    ・種目別の開始時間は・・・・
    ・先生、教室を選ぶときに・・・・
    ・長続きしたいなら、なるべく自宅から近い教室を選ぶ
    ・個人教授がよいが、グループ指導がよいか
    ・一流教師よりも、教え上手で、こども好きな先生を
    ・おけいこごとを成功させる5つのポイント
3)特集…山下千賀子
    ・お風呂を楽しく   ・お風呂と科学
    ・やってみましょう  ・楽しい水の科学
4)おたずねします・おこたえします
  七才児・テレビッ子対策
                自然にテレビ離れを……深谷和子
5)こどものコツ(1)(2)(3)            

                       小黒恵子 詩
しろい ぼんぼり

青い空と あくしゅして
こぶしの花が 咲きました

雪のしろさと
やさしさを 抱いて
春のひかりを ともす花

新芽の匂い 風の匂い
もう ひな祭りです

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」4月号(1975年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)

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