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No.470 小黒恵子作品の紹介記事-36 (夢見ヶ崎音頭、日吉小唄)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 様々な新聞記事等をご紹介しています。小黒恵子氏は、盆踊り用の今日を2曲作詞しています。今回も、新聞に紹介された小黒恵子氏の盆踊りに関する記事 をご紹介します。

夢見ヶ崎音頭、日吉小唄  
~日吉地区“民謡”近くデビュー~


 川崎市幸区の日吉地区町内会連絡協議会(斉木篁会長)では、このほど、新しい郷土の歌を“夢見ヶ崎音頭”と“日吉小唄”をつくった。今月末にはレコードも完成する。発表会は、八月九日午後六時から夢見ヶ崎公園で、盆踊りの形で行われる。
 北加瀬、南加瀬、小倉、鹿島田、矢上の各地域からなる日吉地区は古い歌も残されておらず、地元の歌がなかった。毎年十一月に開いている日吉地区文化祭でも、佐渡おけさや花笠音頭などが歌われ、踊られていた。そのため、一部の住民から新しい歌をつくろうという声が出され、昨年十一月の第十回地区文化祭後から、指定都市発足を記念して歌づくりに取組んだ。
 二曲とも、川崎市高津区諏訪在住の作詞家、小黒恵子さん(日本詩人連盟、日本作詞協会、日本童謡協会各会員)に詩をつくってもらい、新進作曲家の山田年秋氏に作曲を依頼した。夢見ヶ崎音頭には、同地区にある太田道灌ゆかりの夢見ヶ崎の由来なども盛込まれ、はやしを取入れた軽快な曲がつけられた。
 歌は同市中原区宮内在住の真咲みどりさん(キング専属)と大塚文雄さん(同)。踊りの振付けは、キングの花柳美保さんに依頼、夢見ヶ崎音頭は山吹きの造花を持って踊る振付けとなった。

(新聞社不明) 昭和47年(1972年)7月

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、1972(昭和47)年に新聞に紹介された盆踊りの記事をご紹介します。(S)

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