夜祭りで食べたい!焼きとうもろこしのおむすび
【396むすび】穂の香(伊勢丹新宿)焼きとうもろこし
タンスの奥に浴衣を眠らせたままの、さびしい夏になってしまった。
本来だったら、花火や盆踊りなどを楽しめたはずなのに…
でも、今年は、みんなでガマン、ガマンなのだ。
(昨年の写真です。盆踊りの櫓が懐かしい)
夜祭りで楽しみなのが、やっぱり屋台。
焼きそばやタコ焼き、わたがしやチョコバナナなど、何を食べるか迷ってしまう。
自分の中で、食べるものを選ぶときに重要視しているのが、匂いだ。
特に好きなのが、醤油の焦げた香ばしさ。
その醤油の香ばしさって、美味しさの香りであるとともに、みんなの心の奥底にあるような哀愁を呼び起こすスイッチになる気もする。
夜風に乗って、その香ばしい醤油の香りが漂ってきた。
その香りの元を探してみる。
屋台の大きなコンロの上に、ぷっくり粒の揃ったとうもろこしたちが並んでいる。
どうやら、この香ばしさはここから来ているらしい。
パチッパチッ。
屋台のおじさんがはけで醤油をとうもろこしに塗りたくる。この音は、その表面がはじけたときの合図だ。
それと同時に焦げた醤油の濃い香ばしさが、あたり一面に広がっていく。
よだれも口の中に広がっていることだろう。
ああ、焼きとうもろこしって最高だ。
視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚、全てが魅了されてしまう。
最近では、レストランなどでライブキッチンという五感でも楽しめる調理が流行っていると聞く。
もしかしたら、夜祭りで食べる焼きとうもろこしって、最高のライブキッチンなのかもしれない。
こんな素晴らしい焼きとうもろこしを食べたいなあ。
と思っていたら、なんとおむすびになってしまったものを見つけてしまった。
伊勢丹新宿店の中にある、おむすび屋さん穂の香。
東京のデパ地下らしく、お洒落で独創的なおむすび達が並んでいる。
季節の新作が楽しめるのも、こちらのお店の特徴。
ショーケースを眺めていたら、その見た目と名前のインパクトに引き寄せられてしまった。
それは、焼きとうもろこしという名のおむすび。
これまでの食べ歩きの中でも、コーンが入っているおむすびはあったと思う。しかしながら、焼きとうもろこしのおむすびに出会ったのは、これが初めてだ。
まず、見た目の映え感がすごい!
とうもろこしの身の部分だけを切り出し、甘辛の醤油だれをたっぷり塗り炙った、まさに夜祭りの焼きとうもろこしそのものだ。
とうもろこしを食べるみたいに豪快にかじりついてみる。
焦げた醤油の香ばしさが口の中に広がっていく。
いいとうもろこしを使っているのだろうなあ。
甘味が強く、とてもジューシーだ。
もちろんお米との相性も抜群!
今年の夜祭りは難しいかもしれない。
でも、少しでも気分を味わえるおむすびはある。
ご馳走たまでした!
暑い夏にぴったりのおむすびとは?
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