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詩のご紹介182 あした吹く風(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「あした吹く風」(サンドリエ)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

あした吹く風
~サンドリエ 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作 

ビルの谷間に夕日が落ちて
紫いろの霧が流れる

ある人は 恋が生まれて
ある人は 恋に別れて
ある人は タバコふかして
ある人は 歌をうたって
ある人は 友と語らい
ある人は 旅に出かけて
希望と言う名の灯りを抱いて
今--
永遠(とわ)に過ぎて行く
あした吹く風 誰も知らずに

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「小さな町で」(「エメラルドの約束」~サンドリエ~)です。(S)

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