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詩のご紹介188 アネモネとあなた(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「アネモネとあなた」(サンドリエ)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

アネモネとあなた
~サンドリエ 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作 

どうしてかしら気になるの
わたしよりもあなたのほうが
花の名前をしってるわ
なぜか心にしみるの
まっかに咲いてるアネモネ
あなたに教えたのは 誰?

冷たい言葉ゆるしてね
花に描(えが)くどこかの女(ひと)を
わたし妬(ねた)んでしまったの
甘い香りが気になる
やさしくかわいいアネモネ
あなたが知ってるのは 何故?

花にまつわる思い出は
誰でもみんな持ってるものね
聞かせて欲しいの
あなたの花の思い出を

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「怒りのバラ」(「エメラルドの約束」~サンドリエ~)です。(S)

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