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詩のご紹介266 タイムトラベル横浜(小黒恵子作)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、少年少女合唱組曲「みなとヨコハマ 若いカモメたち」(高木東六作曲)の中から第6作目は「タイムトラベル横浜」をご紹介します。
 小黒恵子氏は、前書きで次の様に語られています。

 昔の横浜いまの横浜、たのしいエピソードを交えた詩にまとめてみました。
 この合唱曲集が横浜を発祥の地として、全国の若いカモメたちの少年少女の皆さんに、愛されうたわれることの願いと悦びを、風に向かっていっぱいに張った帆のように感じています。
                          小黒恵子
タイムトラベル横浜
小黒恵子作詞/高木東六作曲

タイムマシンにのって さあ出発だ

ここは横浜 文久年間(ぶんきゅうねんかん)野毛山あたり
港や町が ひとながめ
赤毛のノッポの 駐屯兵
レンガ造りの 異人館
鯨のような 黒船うかぶ
ルルルルルルルル・・・・・・

タイムマシンにのって さあ出発だ
ここは町なか 明治二年の馬車道通り
氷水屋の 房造(ふさぞう)さん
チョンマゲ姿で 汗かいて
アイスクリームを つくってる
お客がコックリ 居眠りしてる
ルルルルルルルル・・・・・・

タイムマシンにのって さあ出発だ

ここは駅前 明治五年の桜木町だ
機関車けむりを なびかせて
じまんの時速は 30キロ
汽笛のんびり ならしてく
文明開化の ひびきもたかく
ルルルルルルルル・・・・・・

ゴットン シュッシュッ ゴットン シュッシュッ
ゴットン シュッシュッ ブォーッ ブォーッ
シュッ シュッ

 最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
 次回は、歌曲集「花ものがたり」 の中より「白梅」をご紹介いたします。(S)

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