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詩のご紹介 307 こども部屋(小黒恵子詩)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。
月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。
小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。
月刊 こども部屋 1972年4月号(株式会社こども部屋社/通算166号 1972年4月1日発行)の記事は、下記の通りです。
1)今月の詩……小黒恵子
2)能力づくり……鈴木鎮一
3)おふくろの味という迷信④……真鍋 博
4)おたずねします・おこたえします
マイナス一才児・妊娠中の交通事故は-
妊娠と薬物の関係……長橋千代
0歳児・黒いあざのある男の子-
形成外科へいらっしゃい……山本一哉
一才児・車以外に興味のない子
自閉症ではないでしょう……河野良和
二才児・いじわるが心配な女の子
お母さまにお戻り下さい……波多野勤子
三才児・はしかをしてから弱くなりました
余り神経質にならないで……山本高治郎
四才児・鼻づまりの治らぬ男の子
根気よく治しましょう……川島達雄
五才児・字をおぼえさせるには
字を教えてください……横地清
六才児・オクビョウな男の子
あせらずに、ゆっくりと……横山雅臣
七才児以上・負けずぎらいの女の子
わるいことはわるいこと……深谷和子
5)三才児の体力のつけ方……小野清子
こどもニュース
illustration・小林敏也
おとうさん・おかあさんは考える
6)白い部屋(新企画-こども部屋が贈る白いページ
お子さんの楽しいらくがきで成長記録にもなります
筆者紹介
あなたとこども部屋・募集のご案内
こども部屋おしらせ
読者の皆さまへ
小黒恵子 詩
花かざりの うつくしい花びらと
花のにおいに つつまれて
一日だけの お姫さまになるの
ママの作った 草もちと甘茶が
とてもおいしい 花まつり
花のカーペットを しきつめて
王子さまを 待ちましょう
レンゲにタンポポ キンセンカ
アネモネ スミレにチューリップ
花 花 花 ・・・・・・・・・
あのまっしろい花は なにかしら
ママ
花の名前を いっぱいおしえてネ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、「月刊誌 こども部屋」5月号(1972年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)