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詩のご紹介 337 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1974年10月号(株式会社こども部屋社/通算196号 1974年10月1日発行)の記事は、下記の通りです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)気になること その14……緒方安雄
   弱いこども 
3)お母さんの生き方 その4……深谷昌志
   これからのこども
4)こどもの運勢 その2……早川芳男
   各星座の性格
5)特集   
   お弁当(一)、お弁当(ニ)、
   お弁当(三)、お弁当(四)
6)おたずねします・おこたえします
  マイナス一才児・おりものと疾患
                  専門医の診断を……奥村裕正
  一才児・夜泣きと添い寝
               「発達上の問題」です……品川不二郎
  二才児・ひっかき傷
               5つの場合を考えます……野波英一郎
  三才児・小さいっ子いじめ
             叱りすぎると逆効果が……  ……河野良和
  四才児・おもちゃの与え方
           おもちゃは心身の成長の糧です……高野清純
  五才児・お弁当時間の嫌いな子
            集団生活への不適応に原因が……深谷和子
  六才児・舌がめくれます
              放っておいて大丈夫です……川崎憲一
  プラス七才児・授業がつまらないのは
         自発性は十分に広げてあげて下さい……平井信義
7)こどものコツ(1)(2)(3)       

                       小黒恵子 詩
サングラス かけて

まっかっか まっかっか
まんじゅしゃげが まっかっか

山の端に すべった夕日も
まっかっか

目玉が 火事にならないように
赤とんぼ
サングラス かけて
夕飯の オカズを買いに
いそぎます

野原のスーパーまで スーイ スイ

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」11月号(1974年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)

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