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詩のご紹介 362 こども部屋(小黒恵子詩)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。
月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。
小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。
月刊 こども部屋 1976年12月号(株式会社こども部屋社/通算221号 1976年12月1日発行)の記事は、下記の通りです。
1)今月の詩……小黒恵子
2)気になること その30……緒方安雄
お医者さんにかかるまでに
3)こどもについて その8……浜尾 実
忘れかけた努力
4)お母さんの生き方 その21……深谷昌志
遊びをいやがるこども達
5)おたずねします・おこたえします
〇才児・赤ちゃん連れの旅行
赤ちゃん中心の旅行プラン……巷野悟郎
2才児・風邪をひきやすい子
免疫を得て強い体を作りましょう……山本高治郎
5才児・保育園に馴れすぎた子
慣れれば慣れる程よいはずです……深谷和子
6)特集…山下千賀子
・冬のアイディア ・動物の形のクッション
・赤ちゃんの手袋 ・赤ちゃん、おテテ、ナイナイ
7)特集…今西俊雄
・10大ニュース ・オリジナルカレンダー
・受験勉強 ・死学
・留守番 ・小さい主婦として
8)既刊主論文紹介
9)北京料理を、王府で
10)赤ちゃんの足に鈴を
小黒恵子 詩
たき火
たき火の けむりは
やさしい 匂い
たのしかったこと
うれしかったこと
悲しい思い出も 静かに
とかして 消えて行きます
けむたいので しょうか
山茶花の 花びらが
くしゃみを しそうです
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「月刊誌 こども部屋」からの子ども向けの詩は、今回でお終い了です。
次回からは、「まつぼっくり」(まつぼっくりの会 発行)から、小黒恵子作品をご紹介します。(S)