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kishibe
詩のご紹介193 黒人歌手の歌Ⅰ(小黒恵子作) ~エメラルドの約束
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「黒人歌手の歌Ⅰ」(黒人歌手の歌)です。
「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。
まずは「目から」。
黒人歌手の歌Ⅰ
~黒人歌手の歌 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作
恋はきまぐれ 窓からそっと
ハダシのまんま 逃げて行く
どうせ世の中 男と女
蟻の数より 男なんてあるさ
恋のガラクタ 燃したら損だよ
まとめてからげて 屑屋に売っちゃえ
売ってもうけた その金もって
酒場でのんで 酔っぱらえ
酒は陽気な 女の仲間
石の数ほど 男なんてあるさ
恋のガラクタ ダンプで運ぼよ
なんでもかんでも 屑屋に売っちゃえ
たった一度の 人生だから
愉快にやろうよ 振られても
どうせ世の中 男と女
ゴミの数ほど 男なんてあるさ
恋のガラクタ 燃したら損だよ
まとめてからげて 屑屋に売っちゃえ
次は「耳」からお聴きください。
朗読:大森寿枝
最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
次回の詩は「黒人歌手の歌Ⅱ」(「エメラルドの約束」~黒人歌手の歌~)です。小黒恵子詩集全5冊の最後の詩になります!(S)