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詩のご紹介 360 こども部屋(小黒恵子詩)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。
月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。
小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。
月刊 こども部屋 1976年10月号(株式会社こども部屋社/通算219号 1976年10月1日発行)の記事は、下記の通りです。
1)今月の詩……小黒恵子
2)気になること その28……緒方安雄
夜尿症(一)
3)こどもとは その8……竹野 栄
ぼく、女の子?
4)お母さんの生き方 その19……深谷昌志
学校の先生に何を望むか
5)おたずねします・おこたえします
〇才児・赤ちゃん用の常備薬は
救急箱で適切な応急処置を……川崎憲一
1才児・夏から続く食欲不振
心配はいりません……山本高治郎
4才児・無口な子
充分に気を配ってあげましょう……深谷和子
6)特集…山下千賀子
・ひとりで本を読むまでに(一)
・ひとりで本を読むまでに(二)
・本作り ・「おねんねベスト」作り
7)特集…今西俊雄
・身近かな旅 ・秋の外出に備えて
・おもちゃの電池
8)お手軽な贈りもの
9)既刊主論文紹介
10)北京料理を、王府で
11)タオルで作るスモック
小黒恵子 詩
秋は いそがしい
渡り鳥は
旅の相談で あつまり
畠ではしゅうかくが いそがしく
もずや雀は 柿の実をつついて
リスは 木の実をあつめて
秋のペンキ屋さんは
木の葉を 染めてあるき
ママは あみものに熱中して
秋は
いそがしい 季節です
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、「月刊誌 こども部屋」11月号(1976年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)