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詩のご紹介 357 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1976年7月号(株式会社こども部屋社/通算216号 1976年7月1日発行)の記事は、下記の通りです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)お母さんの生き方 その19……深谷昌志
   岐路に立つ高校の将来
3)こどもについて その6……浜尾 実
   実り豊かな働きの日々を
4)おたずねします・おこたえします
   マイナス1才児・ペット飼育の影響は
       トキソプラスマ症が胎児に影響を・・・……長橋千代
   1才児・泥遊びとこども
              母子関係の発展を・・・……平井信義
   4才児・独占欲の強い子
                  我慢する練習を……河野良和
   5才児・こどもの歯ぎしり
                   1種の癖です……落合靖一
   7才児・ツベルクリン反応の陽転は
         夏休み前に健康診断を・・・・・・……巷野悟郎
5)特集…山下千賀子
    ・こどもと帽子       ・帽子の選び方
    ・赤ちゃんと汗       ・太陽の力で
6)特集…今西俊雄 
    ・父権           ・父親とは
    ・親は親らしく       ・冷静な父親
    ・夏期講習会        ・夏休みに手紙を
7)既刊主論文紹介   
8)北京料理を、王府で       
9)寝冷え防止の寝袋

                       小黒恵子 詩
太陽の おくりもの

ひかりが いっぱい
みどりが いっぱい
花が いっぱい
果物が いっぱい
蝉の歌声が いっぱい

人魚が いっぱい
ヨットが いっぱい
笑い声が いっぱい

太陽の おくりものは
海も山も街も まぶしさで
いっぱいです

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」8月号(1976年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)


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