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詩のご紹介166 バラの扉(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「バラの扉」(リンゴに雨が降るように)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

バラの扉
~リンゴに雨が降るように 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作

時には バラにつつまれて
時には 嵐にたたかれて
時には 砂漠に投げ出され

喜びも悲しみも
やさしく淡く
タバコのけむりにとけていく

人は誰でもさみしいけれど
あなたもあたしも
あしたの蕾を胸に抱いて
たヽきましょう
バラの扉を

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「待ちぼうけ」(「エメラルドの約束」~リンゴに雨が降るように~)です。(S)

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