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詩のご紹介185 ひとりになりたい(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「ひとりになりたい」(サンドリエ)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

ひとりになりたい
~サンドリエ 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作 

ひとりになりたい
あなたと わかれて
胸を刺す この悲しさ
いるの間にか 枯れはてた
おんなの 愛のいずみを
あふれる涙で みたしたいあたしなの
ひとりになりたい
あなたと 別れて

いつの間にか 過ぎ去った
かえらぬ 愛の小径(こみち)を
一人で静かに たどりたいあたしなの
遠くへ行きたい
あなたを 忘れに

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「今では遅いの」(「エメラルドの約束」~サンドリエ~)です。(S)

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