NZ日記🇳🇿｜返しきれない恩から、人生を考える

こんにちは。
ニュージーランドで夫婦ワーホリ中のゆうかです🇳🇿

今は、友人の親戚（日本人の方）のお家でお世話になっています。4歳と0歳のお子様がいて、毎日一緒に遊ばせてもらっている日々。ほんっとにかわいいです☺️

私たち夫婦も将来子供が欲しいので、子育てのお話を聞き、実際にお子様がいる生活を見させていただき、とても勉強になります。

お散歩に行った時の、私たち夫婦+4歳の娘さんの影。
影がかわいい🫶

さて、ワーホリもあと残り2ヶ月ほど。ワーホリを振り返るような会話も、夫婦間で増えてきました。

そんな中で最近話したのが、
「改めて、ほんっっとにたくさんの方に、とっってもお世話になったね！」
ということ。今お世話になっているご家族もそうですが、特に、ニュージーランドに住む日本人の方にお世話になる機会がたくさんありました。
(↓にも以前書いています）

ありがたいなぁ、と感じる機会

ワーホリで来ている私たちは、圧倒的に"お世話になる"機会が多いです。

お家に泊めていただいたり、ご飯をご馳走になったり、面白い体験をさせていただいたり。

いただいた、美味しい野草や花の天ぷら

ニュージーランドに住む日本人の方のお話を聞くだけでも、私たちにとってはたくさんの学びがあります。住む国を自分で選ぶという、大きな選択をした皆さん。「こんな生き方をしたい！」という想いを持って、素敵な人生を歩まれている方ばかりです。

もちろん私たちも、できる範囲のお返しをしようと、ご飯を作ったり、お手伝いをしたりします。でも、圧倒的にもらっている方が多い…🥹と感じることばかりです。

いただいた、溜まり醤油・ミソマイト・味噌

間違いなく、お世話になった皆さんとの出会いのおかげで、私たちのワーホリ期間は豊かになっています。

体験を振り返ったり、お土産にいただいたものを食べるたびに、「本当にありがたいなぁ…🥲」としみじみ感じています。

ありがとうと、ありがとうが繋がる

お世話になった方の紹介で、また別の方にお世話になったことがあります。

全く別のルートで繋がった方同士が、実は仲の良いお友達同士だったこともあります。以前お友達にお世話になっていたおかげで、新たにお世話になる方とも打ち解けることができました。

過去のありがとうと、今のありがとうが繋がり、過去のありがとうにも再度ありがとうを感じる。

そんな機会もありました。

いろんな体験をさせてくれて、縁も繋いでくれた、
NZ在住の同世代の友達と🐎

「この方の考え方はこの先の人生で大事にしたい！このタイミングで出会えてよかった。」

「この方には本当に良くしていただいたなぁ。安心して穏やかに過ごせた期間がすごくありがたかった！」

思い返すたびに胸がじんわり温かくなるような、そんな素敵な出会いが本当にたくさんあったのです！

言葉にしきれないような、ありがとうを何回言っても足りないような、それほどの優しさをたくさん受け取ったワーホリ期間でした。

恩送りができる夫婦に

日本人の方が多いと書きましたが、もちろん、Kiwi（ニュージーランド人）や、他の国から移住してきた方にも、たくさんお世話になっています。

WWOOF（有機農業を営む農家さんのお手伝いをし、食事と宿を提供してもらう、エクスチェンジのファームステイ）で出会った方の中にも、とても良くしてくださる方がたくさんいました。エクスチェンジ以上の親切をしていただき、お土産もいただき、「またいつでも来てね」という言葉をかけていただきました🥲

そんなたくさんのありがとうを胸に、私たちが思っていることは、
「恩送りができる夫婦になりたい。」
ということ。

お世話になった方々に、直接恩を返しきれないけれど、だったらその恩をほかの人に送っていきたいと思っています。

恩送りができる夫婦になるには？ということを、お世話になった方々のことを思い出しながら考えました。

①自分たちらしい生き方で輝くこと
…お世話になったということだけでなく、皆さんの生き方からたくさんの刺激をもらいました。私たちも、誰かの人生に何かきっかけを与えられたらな、と。

②心の余裕を持ち続け、優しく在ること
…余裕がないと、人に優しくできません。心・時間・お金にある程度余裕を持つこと。そして優しく在ること。これが大切だと思います。

これを心に留めながら、これからの人生を歩んでいきます。

今このタイミングで、夫婦でたくさんの「ありがとう」を感じられたことが、とても大きなことでした。こんなに胸がいっぱいになって、「恩を返したい…！」「私たちにできることをしたい…！」という気持ちで溢れたから、こんなことが本気で考えられたんだろうな、と。

恩送りができる夫婦になるぞ！

私が恩送りの考えに触れた原点

「恩送り」が大事だという考えは、私が大学時代に奨学金をいただいていた財団の影響が大きいです。そのベースがあったからこそ、今回「恩送り」の考えがしっくり来たのだと思います。

セブン&アイホールディングスの設立者、伊藤雅俊さんは、財団の設立経緯を以下のように語られています。

これまでお世話になった多くの方々への感謝の気持ちを表わすために、この財団を設立しました。

伊藤謝恩育英財団HPより

財団の概要 - 伊藤謝恩育英財団

自分がたくさんの人にお世話になった感謝の気持ちを、返したくても直接返しきれない人もいる。その感謝の気持ちを、次の世代の支援・人材育成に貢献することによって示したいということなのです。

私はそれまで、お世話になった人に「恩返し」をすることはあっても、「恩送り」の発想は持てていなかったように思います。

財団には奨学金をいただいただけではなく、人生において大切なことをたくさん教えていただきました。そして、卒業しても付き合いの続く、大切な仲間にたくさん出会えました。

財団で教えていただいた、「ご縁」と「感謝」を大切にする心を持ち続けながら、恩送りについて考え続けていきたいです🕊️

恩返しと恩送り

少し話は飛びますが、私たち夫婦は1年半ほど前に、手作り結婚式を挙げました。廃校となった小学校と、思い出の詰まった海辺のゲストハウスが舞台🏫🏖️

音楽室で挙式。シャボン玉のバブルシャワー🫧

東京に住む友人が多い中、広島まで来てくれたこと。会場設営や料理、送迎の運転など、完全手作りの結婚式を一緒に創り上げてくれたこと。式が良いものになるように、写真・動画・司会・牧師・ヘアメイク・サプライズ余興などなど、たくさんの友人が協力してくれたこと。

おかげで私たち夫婦にとって、一生忘れられない大事な思い出になりました。結婚式に来てくれたみんなには、感謝してもしきれない！これからの人生を通して、ゆっくりみんなに恩を返していこう。これが私たちが大事に思っていた「恩返し」です。

晴れた翌日、海辺でウェディングフォト

そして、夫婦2年目のニュージーランドワーホリでは、先述した通りたくさんの恩を受けました🇳🇿

これまでと少し違ったのは、今後また会える可能性が低い人たちであること。

そんな方々に私たちができるのは、皆さんにいただいたきっかけや気づきを活かして私たちらしい人生を歩むこと。そして、いただいた学びや親切を他の人へと繋げていく、「恩送り」をすること。

もちろん日本人の方が帰省されてお会いできるのであれば、私たちがこれから創り上げる生活をお見せして、たくさんの恩返しをしたいと思っています🍀

時間をかけた恩返しと、恩送り。これを大事にしながら生きていきたいです。

人生には指針があると、選択を迫られたときに迷わずに済むと言われます。そんな指針になるものが見えたような気がしました☺️

ワーホリではいろんな学びや気づきがあったけど、これは本当に大事なことです！そんな気持ちを忘れないよう、noteに綴らせていただきました✏️

最後まで読んでいただきありがとうございます。そして、お世話になった皆様への、心からのありがとうを込めて。

↑podcastでも夫婦で話してます。Apple musicでもお聞きいただけます🍎