インドの旅 (2)
それなりに旅慣れしていたわたしたちでも、
インドはやはりハードルが高かった。
色々調べてみて、
どうやら2人だけで行くのは難しいという結論に。
本当は航空券とホテルをそれぞれで手配して、
現地での行動も自分たちでアレンジして…というふうにやりたかったけれど
少人数から催行するツアーで行くことにした。
参加者は私たちだけだったので、
ドライバーさんとガイドさんを含めた4人で、
1台の乗用車で各地を周った。
Door to Door のかなり安全な旅だった。
ガイドさんも、
ガイドさんが連れて行ってくれるお土産屋の店員さんも日本語が堪能で、
レストランではガイドさんは同席はしないけれど注文までしてくれて、
終始あまり苦労もなく、すんなり物事が進んだ。
女の子2人で街に出ることは危険だということで、
自由時間にフラッと街へお買い物へ行くこともできなかった。
ほとんどツアーに参加したことのない私たちにとっては、
1から10まで連れて行ってもらえる旅に慣れていなくて、自分たちでやり切った(乗り越えた)ような手応えが無くて少し物足りない感覚だった。
しかし、Door to Doorはものすごく楽ちんだった。
近づくことができるギリギリまで車で行き、ガイドさんにチケットを購入してもらい、入場。
どの施設も全部お任せだった。
大人の旅ってコレやな、とか言って、これはこれで良いものだと楽しんだ。
おかけで、衛生的にも安心に過ごせて、お腹を壊す事もなく、危険な目にも遭わずに済んだ。
デリー、アグラ、ジャイプル
ゴールデントライアングルと呼ばれる三都市をまわった。
どこへ行っても、
欧米の人はチラホラ見かけたけれど
日本人どころか中国や韓国といった東側のアジアの人はほとんど見かけなかった。
インドの人ばかりだった。
人口の多さを肌で感じた。
観光地の中で見かけるインドの方は身なりがかなり整っていたので、
カーストの上の方であることが分かった。
まず、観光や旅行ができるのはそれなりの収入がある証拠。
ある場所で小さな子供に話しかけられた。
母親とも話をした。
7〜8人で家族旅行をしていた。
どこへ行っても、学生がたくさんいた。
遠足なのか、修学旅行なのか。
わたしは学生たちにカメラを向けて、こっち向いてとお願いした。
もちろん英語は通じていた。
平均年齢が若くて人口10億以上、
発展途上の熱のようなものを感じた。