🏍【海外レースレポート】CIVイタリア選手権🇮🇹 第6戦イモラ、ヒヤヒヤの2022最終戦❗️

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　今回は、若干19歳から単身イタリア🇮🇹でオートバイレースの選手権にチャレンジを始めた、元生徒会長ライダーの川﨑祥吾選手によるレポートをお届けします！（▼第1回 自己紹介編）

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みなさんこんにちは！
読んでいただきありがとうございます。川﨑祥吾です。
イタリア選手権、2022年の最終戦イモララウンドが終わりました。これにて今年のメインレースは全て終了、現在は抜け殻のようになってます…。

🗓2022年のイタリア選手権🇮🇹まとめ

　あらためて僕が今年参戦してきたイタリア選手権について。
1シーズン6戦12レースあり、コースはミサノ、ヴァレルンガに加え、MotoGPも開催されるムジェロ、SBKも開催されたイモラ、の4サーキットを使用するのですが、ほぼイタリアの上の方にあります。
選手権のレースカテゴリーは大まかに7つ、中でも僕の出場するSS600はエントリーも多く、ハイレベルで一番盛り上がるクラス。レーススケジュールも見やすい時間帯だったりで、重要なポジションを担っています。

これまでをざっと振り返ると、
Rd.1 ミサノ…レース1／17位（6位）、R2／DNF
Rd.2 ヴァレルンガ…R1／22位（8位）、R2／18位（8位）
Rd.3 ムジェロ…R1／22位（8位）、R2／22位（8位）
Rd.4 ミサノ…R1／25位（8位）、R2／DNF
Rd.5 ムジェロ…R1／16位（6位）、R2／レースキャンセル
という感じでした。※（ ）内はSSクラスでの順位

前回第5戦の前に20歳になり、ついに今年の最終戦をイモラで迎えます。

　じつは今回、スポーツ走行日がほとんど組み込まれていません。噂ではサーキットが市街地にあるため、住民から反対の声が上がっててなかなか走れなかった、とかなんとか。そもそも開催できるかわからなかったから最終戦になった、とかなんとか。これまでのレースであった木曜日の走行も設定がなかったので、金曜日が今年初めてのイモラでの走行となりました。

https://www.autodromoimola.it/the-track/?lang=en
イタリア北東部エミリア＝ロマーニャ州ボローニャにある1周4.9km、反時計回り、ストップ＆ゴータイプのイモラ・サーキット

　ここは2019年にSS300クラスで走ってから3年ぶり、クラスやマシン、感覚も全然違うので、いつも以上に入念に準備してレースウィークを迎えました。

（YouTubeにあるWSS イモララウンドの動画の再生回数の半分は僕でしょう😆）

🍜レース前、ケントくんからの「箱」にテンション↑

　余談ですがレース前、PreMoto3クラスでイタリア選手権に参戦しているもう1人の日本人ケントくん（ジーンターナー・ケント選手）に挨拶しました。彼は2019年の僕みたいに、毎戦日本との往復をしています。前回のムジェロが終わった後、じつは大好物のカップラーメンを2、3個買ってきてくれない？とこっそりお願いしていたんです。木曜日に顔合わせたとき、さっそくクルマに取りに行ってくれて、なんか「箱」を抱えて戻ってきた?! どうやら2、3個じゃなく「2、3箱！」も持ってきてくれたようです😭めちゃめちゃ嬉しい。やはり持つべきものは友ですね（すぐ調子に乗る）。この後、今回もスポット参戦をしている光くん（大久保光選手）のところに赴いて、カップラーメンの闇取引をしたとかしてないとか…😎

BUCCIMOTO FACTORYよりPreMOTO3クラス🏍3に参戦中のジーン･ターナー･ケント選手、RM RACING - PROTAN ENGINEよりSS600クラス🏍78にスポット参戦した大久保光選手と

箱で持ってきてくれたのです。ケントくんありがとう！

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⏱予選、悔しいタイヤ🛞チョイスミス

　迎えた金曜日。走行経験が浅いサーキットでのタイムアップには、イモラに慣れているライダーの後ろについて走りを学ぶのが早くて簡単。とにかく人の後ろについて走ることを意識しました。練習走行を1本終えたら、もう次は予選1。さすがに走行が少ないので、この日は練習日、と割り切りました。予選では練習からコンマ7秒の更新。初日にしては悪くない感じ。

コースに慣れるには他のライダーを追走するに限る！

　土曜日の予選2、予選1からさらにコンマ7秒ほど更新。ポジションはあまり変わらず。他のライダーもタイムを上げているから。チェッカー後、他車のリアタイヤを観察してみたらほとんどが一番柔らかくてグリップしやすいタイヤ[SCX]を使用していた。⁉️やっちまった〜😫

予選はタイヤチョイスしてしまった…

　週末を通して気温、路面温度とも低かったためSCX🛞は機能しないだろうと考えて、僕は[SC0]🛞（一段階硬いコンパウンド）を選択していた。しかし後から聞いた話では、路温が低くても数周のアタックだけなら問題ないとのこと。これは自分もメカニックも知識不足だった。SCXタイヤだったら、さらにコンマ7秒くらい上げられていたかも、と考えると非常に悔しいです。
⏱予選 - 25位 (SS600クラス／7位)

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🏁ヒヤヒヤもんの決勝レース1　

　レース1では同じ轍を踏まないようSCX🛞を選択。結果から言うとこの選択は正解でした。

決勝レース1、スタートで若干つまづく…

　スターティンググリッドはイン側。レース1が始まった。
スタートダッシュは成功、インからポジションアップを狙いにいく。しかし前でスタートミスした選手の急なライン変更でインをふさがれ、アクセルを閉じざるを得ない状況に。ぶつかりそうになる。ヒヤヒヤもんです。

　このアクシデントにより、先行しておきたかった2台のDUCATIの後ろにつくことに。これがよくなかった。というのもマシン特性による走り方の違いで、どうしてもペースを乱されてしまう。抜き切れずにいたら、結局、先行する集団から途切れ、そこからは単独走行に。離されてしまって追いつけません。でも残り数周は先行するDUCATIより自分の方が速く、スタート直後に抜けなかったことが悔やまれる結果となってしまいました。
🏁レース1 ‒ 21位 (SS600クラス／7位)

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🏁レース2、嬉しくない人生「初🍊」

　迎えたレース2、日曜朝のウォーミングアップ。自分のペースを刻んでいたところでエンジントラブルが発生。幸い早くに気がつきコースから外れたおかげでオイルを撒くことはありませんでした。僕のレース経験で初めてのオレンジボール（マシンの異常を知らせる旗で、振られたライダーは即座にコース外に停止しなきゃいけない）を振られました。全然嬉しくない人生初🥲

　レース2、グリッド変更がありアウト側からのスタート。
レース1で抜けなかったDucatiを「昨日の恨み！（逆恨み）」と最初のブレーキングでパスして彼らの前で集団についていくことができました。

　前を追って全力で走っている最中、ほんの少しブレーキングでミスをして、それをリカバーしようとインにマシンを寄せたところでゼブラゾーン（コース境界線の縁石）のギャップを拾って転倒してしまいました。ツナギにしっかり擦り傷ができちゃいました。新素材でも少し穴が開いてしまいましたが、革製ツナギだったらさらに穴が開いちゃってたと思います（個人の感想）。ちゃんと耐久テストができましたね（嬉しくない）。
🏁レース2-DNF

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🇮🇹600CIV2022ランキングは8位。僕の物語はこれから！

　今回で今年のイタリア選手権のレースは終了です。600CIVの年間ランキングは8位、全体で見れば最高位は16位でした。今年から心機一転、自分の今の実力に見合った選手権にフル参戦したことで、自分の弱いところをはっきりと認識することができました。僕の物語はまだまだこれから。オフシーズンはこれらの弱点を重点的に直していきます！
来年の話が決まったら、またご報告させていただきたいと思います。
今シーズンの応援、またnoteも最後まで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました!!

Tweets by Shogo45_0912

🎦CIV第6戦レース1の様子
（SS600クラスは3分02秒〜）川﨑祥吾選手🏍15
※大久保光選手🏍78＝12位（SSNGクラス10位）

🎦CIV第6戦レース2の様子
（SS600クラスは4分40秒〜）川﨑祥吾選手🏍15
※大久保光選手🏍78＝9位(SSNGクラス9位）

👇第5戦 ムジェロはクラス6位