🚲【ゲストコラム】おおやようこさん「私と自転車と子育て」① 〜自己紹介編〜（全3回）

2023年3月27日 18:10

オージーケーカブト公式noteです。
オートバイ用／自転車用ヘルメットのメーカーとして、各ジャンルのライダー、アスリート、個人やチームのヘルメットをサポートし応援しています。

いまKabutoが応援する、各シーンで頑張っている「人」を通じ、その方が関わる世界をより深く知っていただきたく、ご本人によるレポートやコラムなどを掲載しています。

今回は、３歳の息子さんの子育てをしながらサイクリストとしてさまざまな活動をされているおおやようこさんに執筆いただきます。

🚲おおやようこさんプロフィール

こんにちは。おおやようこです。

自転車を楽しみ、自転車に関する仕事を色々とさせていただいております。
ヨガインストラクターとしてサイクリスト向けのヨガ「サイクリストヨガ」のレッスンをすることもありますし、自転車系Youtuberとして動画を投稿したりイベントのゲストにお呼びいただくこともあります。

もしかすると、ロードバイクを楽しまれている方の中にはSNSやYoutubeで私のことを知ってくださっている方もいらっしゃるかもしれません。

今回ありがたいことにオージーケーカブトさんのnoteで記事を書かせていただくことになりました。第１回の本編では私のことについて紹介させていただきたいと思います。

おおやさんのYouTubeアカウントはこちらから👇

🤔わからないことばかりだった初心者時代

私がスポーツバイクを始めたのは今から約12年前です。

ロードバイクとクロスバイク、どちらを買うか迷った挙句、ホームページで一目惚れしたクロモリのシクロクロスバイクを購入したのがスタートです。

シクロクロスとは主に未舗装路で障害物などの含まれる短いコースを、自転車に乗車し時には降りて担いだりしながら周回する競技です。

（↓過去に広報Oも挑戦したことがあるシクロクロスの詳細はこちらから）

シクロクロスについては購入前に調べてみましたが当時の自分には
”ブレーキとタイヤが競技の仕様になっていてフレームは担ぎやすいらしい”　という程度の理解でした。

当時の私はスポーツバイクのことが何もわからず、詳しく教えてくれる人もいない環境でスポーツバイクのある生活をスタートしました。

勢いで買ってみたのはいいものの、全く知識がないのでとりあえずブログを立ち上げてみました。そのブログでは、初心者の私にスポーツバイクを楽しんでいる方々がコメントでアドバイスをしてくれました。

当時は自宅のシティサイクルに使っていた空気入れが使えないことに驚き（バルブと呼ばれる空気を入れる部分の形状がシティサイクルとスポーツバイクでは違います）、サドルの高さを変えるために工具を手に取り四苦八苦…。

それでもスポーツバイクに乗ることやスポーツバイクのことを知ることが楽しくて、そのシクロクロスバイクでヒルクライム（舗装路の坂道を上る）の大会に参加するまでになりました。

それから時が経ち、ロードバイクを購入し、購入したお店のショップライドに参加するようになりました。そこでは沢山のことを学びました。ヘルメットの正しい被り方を知ったのもこの頃です。

それまでの私はヘルメットの被り方や選び方がわからず、店員さんに声をかけられても「合わないヘルメットを勧められたらどうしよう！？」（断ればいいだけなのですが…何を選べばいいのかさえわからない初心者時代でした）と焦り、試着もそこそこに余裕をもって被れたXLサイズのヘルメットを購入して使用していました。

数年経って被り方を知ってから試着したら実際はS /Mサイズがぴったりでした。
今となっては笑い話ですが、基本のキさえ知らなかった私は沢山の「困った」を経験し、沢山の先輩たちに自転車のいろはを教えてもらいながらロードバイクを楽しんでいました。

🚵レースに参戦し始めた脱・初心者時代

ロードバイクを購入してからはヒルクライムにどっぷりとのめり込み、ヒルクライム大会に参戦し続ける時期が続きました。

しかし、追い込んだ練習をしすぎて腰を痛めてしまい、２年ほどトレーニングができなくなってしまいました。その時期は本当にやりきれない気持ちになりました。病院で診ていただくも異常はなく、整体やマッサージなどはあまり効果を感じず。

色々試す中ですぐに変化を感じたのがヨガでした。
誰かに治していただくのではなく、自分自身の体を知り、正しい姿勢や筋肉の動かし方を会得していくという方法に納得し、その仕組みを詳しく知るべくヨガインストラクターの資格を取得するためのスクールへ通い始めました。

学ぶ中で私のように体に不調を抱えるサイクリストのためにできることはないだろうかと思うようになり、資格取得とともにサイクリストのためのヨガ「サイクリストヨガ」のレッスンをスタートしました。

同時期にNHKBS1で放送中の『チャリダー★快汗サイクルクリニック』の坂バカ女子部のオーディションに合格し、再びヒルクライム三昧な日々を送ることになりました。

途中、腰痛の再発もありましたが、自転車競技のトレーニング指導やコンディショニングをされている佐藤一朗先生のご指導を仰ぎながら腰痛を脱却し、自分の体と上手く付き合えるようになりました。

ヒルクライム好きが高じてオーディションに応募。坂バカ女子部メンバーに選ばれました

🚴ショップライドにいる先輩のような存在になりたい

その後子どもを授かり、出産と育児を経てまた自転車に乗れる時間が少しずつ増えてきました。

出産を経ての復帰や育児との両立は実際にやってみると頭で考えていたのとはずいぶんと違う世界で「大人より子どもの方が睡眠時間が長いから毎日◯時間は練習時間が確保できる」とか「夫婦で交代で子どもの世話をすれば週末も自分の時間はたっぷりあるはず」とは簡単にいかないことがわかりました。

【大人だけで暮らす生活】から【子どもがいる生活】というフェーズに移ったという言い方が一番しっくりくるように思います。

２０代の頃の自分の時間がたっぷりある生活も楽しかったのですが、子どもがいる生活も大変ながら楽しいものです。

息子とは０歳の頃から自転車用ベビーカーのバーレーをマウンテンバイクで牽引し一緒にサイクリングを楽しんでいたのですが、２歳ごろからストライダーに乗れるようになり、３歳になってからキッズ用のマウンテンバイクを購入しました。

数年後には一緒にサイクリングが楽しめそうです。息子においていかれないように体力をつけておかねばと思う今日この頃です。

私がスポーツバイクと共にある生活を続けてきて思うのは「初心者の頃って誰でも不安」ということです。

私自身もわからないことばかりで失敗した経験は数知れず。自分だけではどうにもならない時はブログやショップライドで出会った人達にたくさんのことを教えてもらいました。

初心者の頃の疑問って後になれば「え、そんな簡単なことがわからないの？」「普通に考えればわかるんじゃない？」「ここに書いてあるよね？」ということがたくさんあります。

ショップや仲間同士のライドで先輩に恵まれればそれが一番いいけれど、ひとりで自転車を始めた人や、女性ならではの疑問を周りになかなか相談できないという人もいます。

そういった方にも自転車を楽しんでもらえるようにYoutubeでは初心者向けのハウツー動画や質問にお答えする動画を出したり、サイクルアパレルを展開するカペルミュールさんとヨガライドという初心者向けのサイクリングイベントを不定期に開催させていただいたりしています。

次回は、私が大好きなヒルクライムにハマったきっかけと、ヒルクライムの魅力についてご紹介していきたいと思います。

次回へ続く

👇リンク

YouTube　https://www.youtube.com/@oyayoko